マックス・フェルスタッペンは、2020年F1第7戦ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンはレッドブル・ホンダのパッケージとの相性がいいとは思わないが、今回もまた最大限の結果を出すことを目指して戦うと語った。
今年は特に予選でメルセデスが圧倒的な速さを発揮しているが、フェルスタッペンはここまでの6戦で優勝1回、2位3回、3位1回と、トラブルによりリタイアした開幕戦を除き、すべて表彰台を獲得している。その結果、フェルスタッペンは現在、メルセデスのルイス・ハミルトンに次ぐランキング2位、レッドブル・ホンダもコンストラクターズ選手権でメルセデスに続く2位につけている。
「3連戦の後だったから、1週間休みを取ることができてよかった。このスケジュールでずっと続けていくのは無理だからね。チームの全員が休みを楽しみ、リフレッシュして、また戦う準備を整えることができたんじゃないかな」とフェルスタッペンはチームのベルギーGPプレビューリリースにおいてコメントしている。
「スパはカレンダーのなかでもお気に入りのサーキットだ。だから毎年、ここで走るのを楽しみにしている。昔ながらのサーキットで、ランオフが小さい箇所がいくつかある。1周を通して起伏が大きく、低速コーナーはあまりない。フルスピードを経験できるから、F1カーで走るととにかく素晴らしい。スパのミドルセクターでは特にそれを実感できる」
「お気に入りの場所は、左高速コーナーのプーオンだ。セクター1、2、3のバランスをうまく取る必要がある。ロングストレートとインフィールドが重要で、いい妥協点を探さなければならない。スパでは低いウイングをつけてかなりの低ダウンフォースで走るから、マシンの動きが機敏になり、よりエキサイティングに感じる」
「今、コンストラクターズ、ドライバーズ、両方の選手権で2位につけているから、今の勢いを維持していきたいね。スパにはロングストレートがいくつもあって、オーバーテイクが可能だ。予選では僕らの後ろのグループはかなり近づいてくるだろう。一方でメルセデスには大きなパワーがあるからすごく速いはずだよ」
「この数年、ここではいい成績の時もあればそうでない時もあり、今年がどうなるのか予想するのは難しい。スパのレイアウトと僕らのパッケージとの相性がいいとは思わない。それでもこれまで毎戦してきたように、全力でプッシュし、チームとして最大限の結果を目指していく」
「スパは毎年、“オレンジ・アーミー”（オランダのファン）で埋め尽くされるけれど、今年は無観客開催なので、ファンがサーキットにいないのが残念だ。今年はテレビでレースを見て楽しんでくれるといいね」
