9月12日(土)、2020年F1第9戦トスカーナGPのフリー走行3回目(FP3)が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、アレクサンダー・アルボンは8番手だった。
セッション開始時の現地の気温は28度、路面温度は40度というコンディション。まずはバルテリ・ボッタス(メルセデス)がソフトタイヤで1分17秒438というタイムをマークした。
開始20分を前に、フェラーリ勢がミディアムでコースイン。シャルル・ルクレールが1分18秒333で2番手、セバスチャン・ベッテルは1分19秒793で9番手だ。ソフトでコースに出たルイス・ハミルトン(メルセデス)は、僚友ボッタスを上回る1分17秒415を記録しトップに浮上。3番手にはミディアムのランス・ストロール(レーシングポイント)がつけている。
レッドブル・ホンダは2台ともミディアムを装着して最初のアタックに向かう。アレクサンダー・アルボンは1分18秒275で5番手、マックス・フェルスタッペンは1分17秒198と2番手に割って入った。セッションの折り返しを過ぎると、フェルスタッペンは2回目のアタックを行い、今度は1分17秒116で全体トップに躍り出た。
後半になると、ボッタスは新しいソフトを投入し、1分16秒530で再びトップに。ハミルトンも1分16秒613でフェルスタッペンを上回る。アルファロメオのキミ・ライコネンは1分17秒843を記録しこの時点で6番手につけた。
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はソフトを履いて1分17秒226で5番手、同じくソフトのストロールは再びメルセデスに続く3番手にタイムを上げるなど、終盤は各車タイムを更新。最後にソフトタイヤを投入したフェルスタッペンは1分16秒547とハミルトンを上回る2番手に。
結局ボッタスがトップ、フェルスタッペンが2番手、ハミルトンが3番手というトップ3でFP3は終了。ガスリーが5番手、クビアトが9番手とアルファタウリ・ホンダが揃ってトップ10に。アルボンは最終盤にタイムを上げて8番手だった。ブレーキトラブルに見舞われたジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)はノータイムに終わっている。
■2020年F1第9戦トスカーナGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’16.530 | 17 |
2 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1’16.547 | 10 |
3 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’16.613 | 14 |
4 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1’17.112 | 10 |
5 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1’17.226 | 14 |
6 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1’17.341 | 14 |
7 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’17.488 | 15 |
8 | 23 | A.アルボン | レッドブル・ホンダ | 1’17.538 | 11 |
9 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1’17.627 | 17 |
10 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1’17.635 | 19 |
11 | 31 | E.オコン | ルノー | 1’17.746 | 13 |
12 | 55 | C.サインツJr. | マクラーレン | 1’17.768 | 19 |
13 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1’17.812 | 15 |
14 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1’17.843 | 17 |
15 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’18.039 | 17 |
16 | 6 | N.ラティフィ | ウイリアムズ | 1’18.072 | 16 |
17 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1’18.142 | 12 |
18 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’18.186 | 15 |
19 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’18.826 | 19 |
20 | 63 | G.ラッセル | ウイリアムズ | No Time | 1 |