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F1 ニュース

投稿日: 2020.09.17 17:45
更新日: 2020.09.17 17:39

【F1第9戦無線レビュー(1)】ライコネン「見たか?オレの前にいたヤツら、みんな全開で突っ込んで行ったよ」

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F1 | 【F1第9戦無線レビュー(1)】ライコネン「見たか?オレの前にいたヤツら、みんな全開で突っ込んで行ったよ」

 F1初開催となったムジェロでの第9戦トスカーナGPは、赤旗が2回も出るなど、大波乱のレースとなった。最初の波乱はスタート直後から始まった。3番手からスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が好ダッシュを決めて、ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)に並びかけたところで、失速してしまう。

フェルスタッペン:ノー・パワー

 さらにフェルスタッペンは1コーナーを立ち上がったところで集団に飲み込まれていく中で、後方で発生した多重クラッシュに巻き込まれ、グラベルの餌食となった。

フェルスタッペン:スタックした!! 見ての通り*****のせいだ。マジで。

2020年F1第9戦トスカーナGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がリタイア
2020年F1第9戦トスカーナGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がリタイア

 フェルスタッペンの後方で起きた多重クラッシュの中には、前回F1初優勝を飾ったピエール・ガスリー(アルファタウリ)も含まれていた。キミ・ライコネン(アルファロメオ)とロマン・グロージャン(ハース)の間にいたガスリーは、左側にいたライコネンと接触した後、反動で右側にいたグロージャンとも接触し、グラベルへ。

2020年F1第9戦トスカーナGP スタート直後のアクシデントでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がリタイア
2020年F1第9戦トスカーナGP スタート直後のアクシデントでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がリタイア

ガスリー:挟み撃ちにあった。

アルファタウリ:だいじょうぶか? マシンは?

ガスリー:僕はだいじょうぶだけど、マシンは完全に壊れた。

アルファタウリ:わかった。グラベルから脱出できないのなら、エンジンを切っていい。そして、ギヤをニュートラルに入れて、リタイアだ。

アルファタウリ:どう? グラベルを出て、帰ってこられる?

ガスリー:グラベルにハマってしまった、クソッ。

アルファタウリ:じゃ、残念だけど、エンジンを切ってリタイアだ。

ハース:だいじょうぶか?

グロージャン:事故に巻き込まれた。あいつら、とんでもないよ。イン側で事故っていたのはだれだ?

 この多重クラッシュの前方では別の事故も発生。スピンしてコース上にとどまっていたカルロス・サインツJr.(マクラーレン)を避け切れず、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が接触した。

ベッテル:サインツを避けられず、フロントウイングを壊した。

 これでレースは1周目からセーフティカーが導入される。そのセーフティカーラン中に、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)からこんな無線が。

ラッセル:オコンの後ろから何か炎が見えているけど。

 その後、オコンはレースを再開させたものの、炎が収まらず、ブレーキラインにダメージが生じ、リタイアした。

■次のページへ:レース再開後も後方で多重クラッシュ


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