予選Q2での大クラッシュには無線物語が当然ついて回る。また下位カテゴリーのFIA-F2ではF1昇格を狙う偉大なる父を持つ最強の遺伝子と日本の若武者が激突。そしてコース外では”いつも通り”話題をさらうマクラーレンなど、バラエティ豊かなレース界をSNSから見てみよう。
●シューマッハーに湧くレース界
同地ではF1直下のFIA-F2第10戦が開催されており、ミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)がポールスタートの角田裕毅(カーリン)を攻略して今シーズン2勝目を飾った。
追い抜きの絵面が2002年に父ミハエル・シューマッハーがファン・パブロ・モントーヤ(当時ウィリアムズ)を抜き去ったシーンと瓜二つであることが、SNSで盛り上がりを見せている。今季9度目の表彰台で選手権首位をガッチリとキープするシューマッハー、来季のF1デビューが現実味を帯びてきた。
The Schumacher Switchback
18 years apart ❤️#RussianGP ?? #RoadToF1 pic.twitter.com/Mt50SMfJ0m
— Formula 2 (@FIA_F2) September 26, 2020
抜かれてしまった角田はその直前、ピットインしていないライバルを交わすべく走行ラインを変更した際にタイヤカスを拾ってしまい一時的にグリップがダウン。そのためペースが落ちてしまったが、終盤になって本来の速さが戻り、ファイナルラップでカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)を抜いて2位表彰台を獲得した。
Super Tsunoda ?
Making a last lap move round the outside of Turn 3 look easy ?#RussianGP ?? #F2 pic.twitter.com/J9lPtfe3Yv
— Formula 2 (@FIA_F2) September 26, 2020
●ヒヤリハット/マックス・フェルスタッペン
大事には至らずも、一歩間違えれば重大事故につながりかねない出来事は、身の回りに潜んでいる。
時はフリー走行3回目、場所はレッドブル・ホンダのガレージ。フェルスタッペンが出走する際、右リヤタイヤがピットウォールをかすめて行った。1センチ単位の車幅感覚を持つドライバーにとっては問題なかったのかもしれないが、見ている方はヒヤリとする。
And breathe ? A close shave for Max in FP3 ?? #RussianGP ??pic.twitter.com/v8kkcv2bW2
— Aston Martin Red Bull Racing (@redbullracing) September 26, 2020
●時速300km/hでミラー調整
フリー走行中にダニエル・リカルド(ルノー)はマシンの右ミラーが傾いていることに気づく。リカルドは右コーナーを回りつつ左手でミラーの修正を試みるも、修復不可能と判断したか途中で断念。
以前ルクレールも同様のシーンを見せており、ドライバーの度胸というか、マシンへの安定感に驚かされるばかりだ。
Just a bit of mirror tweaking from @danielricciardo ?
At 300 km/h ?#RussianGP ?? #F1 pic.twitter.com/OkiiYSUw3D
— Formula 1 (@F1) September 26, 2020