2020年F1第11戦アイフェルGPのフリー走行3回目(FP3)が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番手、アレクサンダー・アルボンは9番手となっている。
ニュルブルクリンクで行われているアイフェルGPの金曜日は、天候不順による視界不良でメディカルヘリが飛べず、ドライバーらは2回のフリー走行を一度も走ることなくグランプリ初日を終えた。
土曜日は晴れたものの気温は8度、路面温度は14度という非常に寒いコンディションで現地時間12時にセッションがスタート。開始とともに各車コースへと向かった。多くのドライバーがミディアムタイヤを装着しているが、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、ルノーのエステバン・オコンとダニエル・リカルドはソフトタイヤ、ケビン・マグヌッセン(ハース)はハードタイヤだ。
開始から10分、まずはフェルスタッペンがミディアムで1分28秒866をマークしトップに立つ。2番手にペレス、3番手にオコンが続く。フェルスタッペンやメルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは、早くも2セット目のミディアムを投入している。開始20分を迎える頃にはアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が2番手に浮上した。
セッションの折り返しを迎え、各車2セット目、3セット目のタイヤを投入して走行を重ねる。フェルスタッペンとアルボンのワンツーで後半に突入したが、ソフトタイヤを履いたオコンが1分27秒634とトップタイムを更新した。
後半になると全車がソフトタイヤを装着しランド・ノリス(マクラーレン)やリカルドがトップタイムを更新するが、フェルスタッペンがセクター1とセクター2で最速タイムを記録し、1分27秒071とトップタイムを塗り替える。
残り時間20分を切り、今度はボッタスが1分26秒968をマークしトップに浮上。さらにボッタスは終盤に3セット目のソフトを投入し、自身のトップタイムを大きく更新する1分26秒225を記録した。
結局ボッタスがトップのままセッションは終了。ハミルトンが2番手に順位を上げ、メルセデスがワンツーを築いた。3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)がつけ、母国レースを迎えたチームメイトのセバスチャン・ベッテルが5番手。フェラーリ勢の間の4番手にフェルスタッペンが割って入り、アルボンは9番手となっている。
なお、ランス・ストロール(レーシングポイント)は体調不良によりFP3には参加しなかった。
■2020年F1第11戦アイフェルGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’26.225 | 25 |
2 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’26.361 | 27 |
3 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’26.681 | 25 |
4 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1’26.896 | 24 |
5 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’27.038 | 25 |
6 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’27.167 | 29 |
7 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1’27.245 | 25 |
8 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1’27.392 | 23 |
9 | 23 | A.アルボン | レッドブル・ホンダ | 1’27.449 | 23 |
10 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1’27.528 | 28 |
11 | 31 | E.オコン | ルノー | 1’27.634 | 27 |
12 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1’27.795 | 26 |
13 | 55 | C.サインツJr. | マクラーレン | 1’27.924 | 29 |
14 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1’27.956 | 25 |
15 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1’28.115 | 27 |
16 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’28.293 | 27 |
17 | 63 | G.ラッセル | ウイリアムズ | 1’28.343 | 30 |
18 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1’28.370 | 25 |
19 | 6 | N.ラティフィ | ウイリアムズ | 1’28.941 | 26 |