2020年F1第11戦アイフェルGP土曜朝、レーシングポイントのランス・ストロールが体調不良を訴えてFP3を欠場した後、チームは予選と決勝で代役としてニコ・ヒュルケンベルグを起用することを決めた。
レーシングポイントはFP3の際に、「ストロールは今朝100パーセントの体調ではなかったため、FP3には参加しない。セッション後に彼の体調を確認し、走ることが可能かどうかを検討、予選へのプランをどの段階で決定するかを決める」という声明を発表していた。
予選まで1時間弱の時点でチームは、ストロールを今週末走らせないという決定を下し、ヒュルケンベルグが代役を務めることを正式に発表した。
FP3の間にすでにヒュルケンベルグがサーキットに到着したことが明らかになっており、彼が新型コロナウイルス感染症の検査をパスすれば、代役を務める可能性が高いとみられていた。今年のシルバーストンでの2連戦で、レーシングポイントのセルジオ・ペレスが新型コロナウイルス感染症のため欠場を強いられた際に、ヒュルケンベルグが代役を務め、70周年記念GPでは予選3番手、決勝7位という好成績を挙げていた。
ドイツ出身のヒュルケンベルグは、元々今週末は解説等の仕事でサーキットを訪れる予定だったといわれている。