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F1 ニュース

投稿日: 2020.10.11 11:32
更新日: 2020.10.11 11:33

ホンダF1田辺TD予選後会見:PUの仕上がりは順調も、デプロイは「ライバルと比較すると負けている領域」

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F1 | ホンダF1田辺TD予選後会見:PUの仕上がりは順調も、デプロイは「ライバルと比較すると負けている領域」

 初日の悪天候から一転、終始ドライ路面で行われた第11戦アイフェルGP2日目のセッション。予選でのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はメルセデス2台と互角の速さを披露したものの、最終的には3番手。アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は5番手、アルファタウリ・ホンダのふたりは12、13番手という結果だった。

 わずか1時間のフリー走行を経ての、ほとんどぶっつけ本番の予選となったわけだが、ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、「プログラムをしっかり消化して、セッティングも出せた。これまでと同様の仕上がりです」と手応えを強調していた。

 一方で前戦ロシアGPでのデプロイの問題については、「それ自体は特に問題なかった」としながらも、「メルセデスに対しては負けている領域」という認識を示した。

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──順調な2日目だったのでは?

田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):はい。両セッションともトラブルなく、FP3では4台とも順調にプログラムを消化できています。わずか1時間のフリー走行ですから、あれこれ試す時間はなかったですが、まずまずの形に収まったかなと。

 予選では今回もメルセデス2台に先行されましたが、フェルスタッペンは「まだ改善の余地はあるけれども、感触はいい」、アルボンも5番手に入った。それに対してアルファタウリの2台は、徐々に良くなっていたのですが、中団の強豪勢との差を詰められず、12、13番手でした。ただ路面温度が低く、タイヤデータも十分採れていないですから、自由に選べるニュータイヤでレースをスタートできるメリットは大きいと思います。

 レースに向けてはいつもの目標ですが、4台完走、4台入賞を目指したい。さらに前戦以上のポジションにつけたいですね。

──わずか1時間のフリー走行で予選に臨んだわけですが、予選に向けてのパワーユニットの仕上がり具合は、ソチやムジェロに比べてどうでしたか。

田辺TD:プログラムをしっかり消化して、セッティングも出せていますので、これまでと同様の仕上がりですね。

──1カ月後のイモラ(第13戦エミリア・ロマーニャGP)は2日間開催ですが、そこに向けての手応えを感じることができましたか?

田辺TD:はい。今日は1時間のフリー走行で予選でしたが、イモラは1時間半あります。今回、結果的にイモラの予行演習になったわけで、ベースラインは取れたと思いますね。

2020年F1第11戦アイフェルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第11戦アイフェルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


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