2015年F1ベルギーGPの日曜決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは12位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=12位(DNF)
僕らは表彰台フィニッシュにふさわしいパフォーマンスを見せていた。だけどこれがレースだ。何かが完走しないことに決めたようで、ああいうことが起きた。
数年前のシルバーストンで起きたことほどひどくないにしても、ドライバーとしては受け入れるのが難しい出来事だ。前触れもなくあんなことが起こってはならないから、互いに話し合う必要がある。
何が起きたのか、説明しようがない。パンクではなく、ただタイヤが破裂した。
こんなことが起こるなんて許されない。200メートル手前で起こっていたら、僕は今ここに立っていない。オー・ルージュで動けずにいただろう。
悔しいのは結果だ。表彰台に立てたはずだった。もうひとつは、今言ったとおり、あと少し早く起こっていたらどうなっていたかということだ。
タイヤの話題は何度も持ち上がっている。誰も触れないけど、受け入れがたいことだ。
(FP2でニコ・ロズベルグに起きたバーストについて、ピレリは)どういう答えを出した? いつもと同じだ。カットがあった、デブリがあった、ボディワークに何か問題があった、ドライバーがワイドになった……とね。
ニコはコースからはみ出してなどいないと言っているんだから、はみ出していないんだ。彼が嘘をつく必要なんかないじゃないか。
僕に関しても同じだ。僕はコースからはみ出していない。突然タイヤが破裂したんだ。