F1第11戦ベルギーGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、レースを振り返った。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「今日勝つことができてすごく嬉しい。マシンのペースは素晴らしかったし、バランスも最高だった。その上、レースの間、どんどん状態がよくなっていって、プレッシャーも全く感じなかった。ピットストップをすべて終えた後の数周、それほどプッシュしなかったら、ニコ(・ロズベルグ)が近づいてきたけれど、それでも常にギャップには余裕があった。
サーキットに来ているスタッフ、ファクトリーのスタッフ含め、頑張ってくれた皆に心から感謝したい。週末を通してマシンは本当に最高のコンディションだったし、クルーも最高の仕事をしてくれた。
今回は天候がよかったから、このサーキットを走るのがより一層楽しかった。ファンも素晴らしかった。大歓声が聞こえたし、イギリスの旗がたくさん振られていた。みんな、応援してくれて本当にありがとう。次はモンツァで会おう! マシンの感触はすごくよかったから、タイヤの管理に集中した。
チームのサポートのおかげで今週末はずっと100パーセントだと感じていた。(タイトル決定に近づいていると思うかと聞かれ)まだそんな段階ではない。(今回確定した)ポールトロフィーについては特に興奮してはいない。ポールを取ること自体は素晴らしいことだけど、目標は世界選手権を制すこと。
そのためなら、ポールポジションやポールトロフィーを含め、他のすべてのことを諦められる。でも今年予選が改善したことには満足している。まだ改善すべき点はあると思う。特に決勝においてはね。だから今後も進歩を目指して努力していくよ。でも今日のところはこの結果に満足だ」
ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「残念ながらスタートをしくじった。ウォームアップラップが1周増えたことが影響したのかもしれない。何が起きたのか詳しく調べる必要がある。いずれにしてもモンツァに向けて改善しなければ。
(スタートを失敗したために)その後、挽回を図らなければならなくなった。途中まではうまくいった。2番手に復帰し、ルイス(・ハミルトン)との差を縮めることができた。でもオーバーテイクできるところまでは近づけなかった。
彼は今日の勝者としてふさわしい。チームにとっても素晴らしい結果だ。チームはここで最高のマシンを用意してくれた。感謝している。今後のレースでも同じレベルのパフォーマンスを発揮できるといいね。もちろんこれからもプッシュし続ける。
スタートは完全に失敗だった。本当に腹立たしいよ。もっと練習しなければ。フォーメイションラップを1周余計に走ったことで温度が上がってしまって、状況が変わった。それもあってうまくいかなかった。そうはいってもうまくやるのが僕の仕事だ。それなのにうまくできなかった」