フェラーリF1チーム代表、マウリツィオ・アリバベーネが、チームが苦労している問題は暑いコンディション下に特有のものであり、その原因については解明したと語った。
前戦メキシコGPでは予選になって気温が上がり、セバスチャン・ベッテルもキミ・ライコネンも苦戦した。ベッテルは予選後、タイヤのパフォーマンスが「不自然」だったと表現した。
ライコネンとベッテルは予選をそれぞれ6位と7位で終えた。しかしふたりのレースペースは優れていたため、仮に予選結果がもっとよかったなら、フェラーリがメルセデスにもっとプレッシャーをかけることができたかもしれない。
ベッテルは決勝を4位でフィニッシュ、マックス・フェルスタッペンがペナルティを受けたため3位に昇格したが、自身もペナルティを受けて結局は5位となった。一方のライコネンは6位だった。
レッドブルは3位と4位を獲得したため、フェラーリはコンストラクターズ選手権において2位レッドブルにさらに引き離されることになった。残り2戦で獲得できるポイントは最大で86点、レッドブルとフェラーリとの差は62ポイントに達している。
「(メキシコGP予選で)うまくいかなかったのは、我々が年間を通して抱えている固有の問題にある」とアリバベーネは述べた。
「バクーでも、そしてモナコでも同じ説明をしたが、気温が急激に上がると、我々は問題に見舞われる」
「それに関しては分析をしており、今では原因がかなり明確になった」
「我々は解決に向けて動いている」
現在の予報によると、週末のブラジルGPは、木曜日と金曜日のフリー走行では暖かいコンディションとなり、予選と決勝では曇りがちな天候となって気温が下がり、22度から23度ぐらいになるとみられている。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています