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F1 ニュース

投稿日: 2016.11.09 08:22
更新日: 2016.11.09 08:27

「マクラーレン・ホンダF1は“一番の宝”アロンソを失う」。来年がチームにとって最後のチャンスとの見方

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F1 | 「マクラーレン・ホンダF1は“一番の宝”アロンソを失う」。来年がチームにとって最後のチャンスとの見方

 マクラーレンF1チームでメカニックやチームコーディネーターを務めたジョー・ラミレスが、今のままではチームは2017年末で「一番の宝」であるフェルナンド・アロンソを失うだろうと語った。

 アロンソはマクラーレン・ホンダ復活初年度の2015年にフェラーリから移籍。低迷するチームで約2年間を過ごし、昨年以降の最高位は5位で、表彰台も成し遂げることができずにいる。アロンソとチームの現在の契約は2017年末までとなっており、その後については現時点では未定だ。

 ラミレスは古巣マクラーレンの低迷を嘆き、このままではアロンソはチームから離脱すると予想している。

 スペインのAS紙のインタビューにおいてマクラーレンの進歩について聞かれたラミレスは「今も厳しい状態だ」と答えた。

「かなりよくなっているが、進歩が遅く、スポンサーが離れていっている。彼らが手にしている一番いいものはアロンソというドライバーだが、彼らはアロンソも失うだろう」

「そうならざるを得ない。アロンソは勝つ力をもったドライバーであり、勝たなければならない」
「来年を終えた後も続くとは思わない。来年がリミットだろう」

 2017年にマクラーレンは勝てると思うかと聞かれ、「そう願うが分からない」とラミレスは述べた。

「彼らは今年表彰台獲得を成し遂げるべきだった。もちろん、来年タイトルを争う可能性がないわけではないが、難しいと思う。彼らは来年、やれることすべてをやりつくす必要がある。来年上位に浮上できなければ……。私は来年がマクラーレンにとって最後のチャンスだと思っている」

 明るい兆候はと聞かれ、ラミレスはドライバーラインアップを挙げた。
「アロンソがまだいること。そして若手ドライバーが加入することだ。彼はチームをプッシュするだろうし、それはいいことだ」

「だが改善すべき点は多い。エンジンがすべて悪いわけではない。確かにエンジンはまだ優れているわけではないが、シャシーも最高とはいえない」

「マクラーレンとホンダは協力し合って働き、一致団結し、アロンソをチームにとどめなければならない」

 マクラーレン・ホンダは残り2戦の段階でコンストラクターズ選手権6位、ドライバーズランキングではアロンソは10位、ジェンソン・バトンは15位に位置している。  
 


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