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F1 ニュース

投稿日: 2020.10.24 16:00
更新日: 2020.10.25 10:52

【気になる一言】メルボルンで参戦を取りやめたマクラーレン、レーシングポイントの新型コロナ対策を暗に批判

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F1 | 【気になる一言】メルボルンで参戦を取りやめたマクラーレン、レーシングポイントの新型コロナ対策を暗に批判

 2020年F1第12戦ポルトガルGP金曜日のFIA会見の第1部で話題の中心となったのは、新型コロナウイルスに関するものだった。というのも会見にはレーシングポイントのオットマー・サフナウアー代表が出席していて、チームはポルトガルGP直前に、前戦アイフェルGPで体調不良を起こして欠場したランス・ストロールが新型コロナウイルス検査で陽性反応が出ていたことを明らかにしたからだ。

 釈明に追われるサフナウアー代表の横で同席していたマクラーレンのザク・ブラウン(マクラーレン・レーシングCEO)は次のように語り、レーシングポイントの対応を暗に批判した。

「振り返ってみると、我々がF1で最初にCOVID19の陽性者を出したチームだったと思う。この病気は非常に伝染性が高く、危険だ。だから、自分のチームだけでなく、レース界全体の安全を確保することが重要で、そのためには情報公開とコミュニケーション、そして強い責任感が必要になる」

「マクラーレンは、何よりもまずスタッフの安全を第一に考えている。絶対にリスクを冒してはいけない。なぜなら、感染が拡大すれば、グランプリの継続に関わる事態に発展する可能性があるからだ」

「レーシングポイントの一件について述べるとしたら、体調不良に陥った人物が出れば、その日に検査するべきだったと思う」

「今年3月のオーストラリアGPで我々のチームから体調不良のスタッフが出たとき、アンドレアス(・ザイドル代表)と私は医者ではないが、すぐに隔離することを決定を下して検査を行った。さらに検査で陽性という結果を受けて、我々はチームを隔離し、最終的にはレースに参加しないという決定を下した」

「もちろん、私は(ストロールに関して)『医者から検査の必要があるというアドバイスを受けなかった』と説明していることは知っている。あとから言うのは簡単だが、その医者が誰なのかわからない。マリヤ博士なのか、スース博士なのか……ドクター・ドレーかもしれない。とにかく、このウイルスは感染力が強いので、今度このような事態に陥ったら、必ず検査すべきだろう」

2020年F1第12戦ポルトガルGP 金曜会見
2020年F1第12戦ポルトガルGP金曜会見 左からフランツ・トスト(アルファタウリ・ホンダ チーム代表)、ザク・ブラウン(マクラーレン・レーシングCEO)、オットマー・サフナウアー(レーシングポイント チーム代表)

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