10月24日現地時間午後2時30分、第12戦ポルトガルGPの予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。
フリー走行3回目のセッション終了直前にターン14出口の排水溝の蓋が外れコース各所の確認と補修作業が行われることになり、予選の開始は30分遅れることとなった。
晴天に恵まれ気温は21度、路面温度は35度。しかし路面コンディションはそれほど改善はしておらず、風の影響も強い。硬めのコンパウンドが持ち込まれているためタイヤのウォームアップも難しく明確な正解が見えないなかでの予選開始となった。
Q1開始早々に各車がコースインし、ほとんどのクルマは2周目にタイムアタックを行うがフェラーリ勢やマクラーレン勢はウォームアップを2周とって3周目にアタックを行う。
まずトップに立ったのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)で1分17秒064、ハミルトンが0.050秒差で2番手。タイヤのデグラデーションが小さいため各車とも連続走行でアタックを続けて行き、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)は計測2周目でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を上回るタイムを記録し3番手へ浮上するなど、各車が続々とタイムを縮めていく。
フェルスタッペンは計測2周目のターン1でリヤがスナップしてコースオフするが、次の計測で1分16秒879を記録してトップに立つ。そしてさらにハミルトンがセクター1と2でベストを記録する走りで1分16秒828でこれを逆転してトップに立った。
残り5分でメルセデスAMG、フェルスタッペン、ペレス、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のトップ5台以外が2セット目のソフトタイヤを投入し最後のアタックへ。
キミ・ライコネン(アルファロメオ)が一時は15番手に浮上したものの最後にジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がこれを塗り替えて15番手に上がり、ライコネンは16番手でQ1敗退となった。アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が17番手、ロマン・グロージャン(ハース)18番手、ケビン・マグヌッセン(ハース)19番手、ニコラス・ラティフィ20番手というQ1敗退組となった。