F1第12戦ポルトガルGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのはレーシングポイントのセルジオ・ペレスだ。5番グリッドから決勝レースをスタートしたペレスは、1周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と接触、スピンを喫してしまう。
接触の際にフロントウイングにダメージを負ってしまいピットイン、最後尾まで順位を落としたペレスだったが、その後の走りでは見事なリカバリーを発揮、オーバーテイクを繰り広げながらポジションを回復し、7位フィニッシュを果たしてポイントを獲得している。
DHLファステストラップ・アワードを受賞したのは、このポルトガルGPでF1史上最多勝記録となる通算92勝目を挙げたメルセデスのルイス・ハミルトンとなった。ハミルトンは雨まじりのスタートでこそ順位を落としたが、他のドライバーを上回るタイヤマネージメントを見せトップに返り咲く。首位に浮上したハミルトンは、その後も速いペースを維持し続けファステストラップを次々と更新する走りを見せ、レース終盤の63周目には1分18秒750という圧倒的なタイムを記録した。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードを制したのは3戦連続でレッドブル・ホンダとなり、46周目にピットインしたアレクサンダー・アルボンを1.86秒というタイムでコースに送り出した。このタイムは今シーズンの最速タイ記録となる。2位にもフェルスタッペンが1.96秒で続き、レッドブルはポルトガルGPのピットストップで唯一の2秒を切るチームとなった。3位にはセルジオ・ペレスのレーシングポイントが入っている。