F1第13戦エミリア・ロマーニャGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのはアルファロメオのキミ・ライコネンとなった。18番手からミディアムタイヤでレースをスタートしたライコネンは、最初のスティントを長く引っ張る作戦を取り、レース後半の48周目にピットインを行う。
ソフトタイヤへと交換し12番手でレースに復帰したライコネンは、51周目のセーフティカー導入の際に前方を走行するジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がクラッシュをしたことで10番手に浮上する。再スタートでは5番手を走行していたアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)がスピンを喫したため、ライコネンは9番手にポジションアップするとそのままフィニッシュ、今シーズン2度目のポイントを獲得している。
DHLファステストラップ・アワードを受賞したのは、2番手スタートから逆転優勝を飾ったメルセデスのルイス・ハミルトンだ。ハミルトンはピットストップでボッタスを逆転すると、そのままトップの座をキープし続け、ファイナルラップとなる63周目に1分15秒484というファステストラップを記録した。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードを制したのは今回もレッドブル・ホンダとなり、アルボンのピットストップを唯一の2秒切りとなる1.93秒で完了させている。2位にもマックス・フェルスタッペンが2.16秒で続き、ピットストップ・アワードではレッドブルがワン・ツーを飾った。3位にはバルテリ・ボッタスのメルセデスが入っている。