フェラーリF1チームが、メキシコGPでのセバスチャン・ベッテルへのペナルティに関し再調査するようFIAに正式な要望書を提出した。ベッテルはダニエル・リカルドへの防御に違反があったと判断されたが、フェラーリは「新たな証拠」が出てきたと述べている。
レース終盤4位を走っていたベッテルはリカルドからポジションを守るなかで、ブレーキング時に「不自然な進路変更を行い、危険を引き起こす可能性があった」として10秒加算のペナルティを科され、その結果3位から5位に降格された。
しかしブラジルGP前の木曜、フェラーリは新事実が出てきたとしてメキシコGPのスチュワードに対してこの一件についての見直しを求めた。
今年、マックス・フェルスタッペンがブレーキング時に進路変更をして防御する行為が危険であるとして何度も問題になった後、FIAはアメリカGPの週末に、こういった行為にはペナルティを科すことを明らかにした。そのルールが適用された初のケースがメキシコのベッテルだったわけだが、ベッテルは今もこの裁定に不満を持っており、フェラーリは「今後に向けた先例として重要性が高い」としてこの件の再調査を要求することを決めたという。
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