ケビン・マグヌッセンは、ルノーF1チームから2017年残留についてのオファーがあったものの、その内容とチームの態度に不満だったため受けなかったと述べた。ルノーは来年に向けてニコ・ヒュルケンベルグとジョリオン・パーマーと契約したことをすでに発表、マグヌッセンはハースに移籍する見込みだ。
マグヌッセンはずっとルノー残留を望み、チームが有していたオプションの期限が過ぎた後も待ち続けたが、最終的には他を選ぶという決断を下したと明かした。
「僕の決断だ。オファーがあったけれど、受け入れられるほどいい内容ではなかった」とマグヌッセン。
「彼らがもっと長期の契約を約束するなら、僕も真剣に検討したと思う。彼らの決意がそれほど強くないという感じがした。長い時間をかけて、ものすごく大勢のドライバーにオファーしていた。教皇にまでオファーしたんじゃないかと思うほどだよ」
「少し厄介な状況だったから、去る方がいいと思った」
ルノーは来季ドライバーとしてマグヌッセンとパーマーの他にセルジオ・ペレス、カルロス・サインツJr、エステバン・オコンなどを検討。10月にヒュルケンベルグとの複数年契約を発表した後、今月9日にチームメイトとしてパーマーを残すことを明らかにした。
「彼らは(他のドライバーを検討していることを)一切僕に話さなかった」とマグヌッセン。
「(離脱を決めたのは)このチームのマネジメント陣営に対する感情的な部分が大きい」
「もっとオープンな態度をとってくれればよかった。このチームでは誰が責任者なのか、誰が決断を下しているのか、少しわかりづらいことがあった」
「でももう終わったことだ。どちらでもいい。過去のことだからね」
「もっと強い決意や献身を感じることができれば違ったのかもね。でも今の成り行きに満足している」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています