2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP終了後の11月4日、イモラ・サーキットにて、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダから角田裕毅選手が初のF1テスト走行に臨みました。2021年のF1デビューに期待のかかる角田選手ですが、このテストに熱田護カメラマンが同行。角田選手がサーキット入りしてからテストを終えるまでの一部始終を、熱田カメラマンが歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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11月4日、角田選手が初めてF1マシンに乗る日。
エミリアロマーニャグランプリが終わって水曜日、アルファタウリが用意したのは2018年モデルのトロロッソのマシンを今年のカラーリングにしたマシン。
この日は、この1台のマシンが走るためだけにイモラサーキットは貸し切られました。
朝、白いCRVに乗って角田選手登場!
がらーんとしたパドック。
奥にある白いテントが、レースの時に使っていたメディアセンター。
黄緑色のアルファタウリ製のダウンジャケットの角田選手。
当日の朝はそこまで寒くはなかったですけどね。
お似合いです。
雨は止んでいるけれど、夜に降った雨で路面はウエット。
若干の霞もありました。
皆さんご存知のように、可夢偉選手以降、日本人ドライバーがF1のレギュラーシートを獲得することができないでいました。
ここで、やっとその可能性が現実となる可能性が高まってきたわけです。
僕のF1を撮り続けている最も大きな理由は、日本人、日本企業がF1の世界で活躍しテッペンを取るところを写真に収めたいという夢があって、ホンダが居なくなるという発表で、しこたまガッカリして。。。
でも、この角田選手がいる事でその夢を観れる可能性が見えてきたのが、本当に嬉しい!!!
もう、本当に嬉しい!
だから、何としてもこの日の300km走破するというミッションを無事に終えて欲しいという気持ち。
なんでかわかりませんが、僕は緊張してました……
フランツ・トストさんと、チームマネージャーさん。
いったい、角田選手を現時点でどのような評価をしているんでしょうね。
9時から走行予定だったんですが、ペダルの調整と足のサポートクッションの整形が終わるまで待機となりました。
真新しい、レーシングスーツに着替えた角田選手。
雰囲気が、普通なんです。表情も雰囲気も緊張している感じがない……もしくは、僕に伝わってこないだけなのか???
正直言って、全く意味ないのに僕の方が緊張している。。。
だって、失敗は許されないわけです。
そして初めて乗るF1です。ウエットですし。
この日のために、チームは多くの用意をしホンダも昔のPUを整備しありったけのスペアパーツを準備し、グランプリサーキットを貸切です。
普通だったら、おしっこに何回も行きたくなるしソワソワしそうな状況でしょ。
ん〜〜〜、びっくりです。
こんな感じで待ちの時間が30分くらいあったかな。
今見ると、フロントウイングの造形が今のより複雑ですね。
トストさんも話しかけます。
何を言っていたんでしょうね。
肩を叩きながらの、目線ありがとうございます!