F1第12戦イタリアGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、レースを振り返った。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「ただただ素晴らしい週末だった。僕にとっては完璧な週末だよ。ここまで素晴らしい週末は記憶にないほどだ。イタリアGPはどのドライバーにとっても特別な存在だ。表彰台に立つと、本当に感動する。
一面を埋め尽くす大勢のファンの前でここに立ち、過去にモンツァで勝った大勢の偉大なドライバーたちの足跡をたどる。心から誇らしく思う瞬間だ。スタート直後、かなり接戦になったけれど、セバスチャン(・ベッテル)を押さえ切った。その後はすべてをコントロールできていると感じていたよ。
予選ではバランスは完璧でなかったけれど、決勝では過去最高といっていいレベルだった。すごく気持ちよく走れた。今年のレースで経験した中で一番僕に合ったマシンバランスだったと思う。懸命に作業をしてくれたチームにはどんなに感謝しても、し足りないぐらいだ。ブラックレーとブリックスワースのスタッフは素晴らしい仕事をしてくれている。これほど見事な仕事はこれまで見たことがない。みんな、ありがとう」
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位
「信じられないような一日だった。F1キャリアの中で最高の2位だよ。表彰台に立った時に歓声を上げてくれたティフォシに感謝したい。大勢のファンが詰めかけているのが見えて、僕らチームを応援してくれる気持ちが伝わった。
表彰台の下にあれほど多くのファンが集まっているのを見ると、生きていることの価値がより一層高まる。気持ちの上では勝利以上だよ。ほぼ完ぺきな一日だった。「ほぼ」と言ったのは、キミ(・ライコネン)にスタートで何が起きたのか分からないからだ。
あれがなければ今日は2台揃って表彰台を獲得していたはずだ。速さはあったが、残念ながら優勝をつかむには十分でなかった。それでもあらゆることを試した。
モンツァはパワーサーキットだし、去年メルセデスがここでどれだけ強かったかも分かっている。エンジン担当者たちは素晴らしい仕事をしてくれた。でももっと改善すべき点があるのは間違いない。一歩一歩進んでいくよ。それから、週末を通してタイヤに問題はなかった」