2020年F1第14戦トルコGPのフリー走行3回目は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。アレクサンダー・アルボンは3番手となっている。
イスタンブール・パーク・サーキットの路面が全面的に再舗装されたこともあり、グランプリ初日の金曜日はドライコンディションながらも各車にとって非常に難しい1日となった。
FP3は気温12度、路面温度15度というコンディションで現地時間12時にスタート。降水確率は90%と予報されているが、セッション開始の時点ですでに路面は濡れており、各車インターミディエイトタイヤを装着してコースへ出た。
まずはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が1分48秒485をマークしトップに立つ。2番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続くが、そのルクレールはエステバン・オコン(ルノー)と接触。またセルジオ・ペレス(レーシングポイント)やランド・ノリス(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)など複数のドライバーが各所でスピンしており、依然として路面は滑りやすいようだ。
その後ノリスやチームメイトのカルロス・サインツJr.、ダニエル・リカルド(ルノー)、ウイリアムズのジョージ・ラッセルやニコラス・ラティフィなどがウエットタイヤに履き替えた。その後多くのドライバーがピットへ戻るなか、フェラーリの2台は積極的に周回を重ねていくが、徐々にコース上の雨は強くなっている。セッションの折り返しを過ぎる頃には一度全車がピットへ戻った。
残り時間10分を切ると、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とアルファタウリ・ホンダ勢、アルファロメオ勢が再びコースイン。ところがアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がバランスを崩したところで止まりきれず、ウォールにフロントウイングの左の翼端板をぶつけてしまった。ハミルトンもグリップの無さを訴えている。
結局セッションはこのまま終了し、トップ3は序盤にトップタイムを記録したフェルスタッペン、ルクレール、アルボンとなった。ウイリアムズの2台とハミルトンはノータイムとなっている。
■2020年F1第14戦トルコGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1’48.485 | 6 |
2 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’49.430 | 9 |
3 | 23 | A.アルボン | レッドブル・ホンダ | 1’50.059 | 5 |
4 | 31 | E.オコン | ルノー | 1’53.897 | 9 |
5 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’53.995 | 7 |
6 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’54.490 | 14 |
7 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1’55.577 | 6 |
8 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’55.666 | 4 |
9 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’55.878 | 4 |
10 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1’56.824 | 5 |
11 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1’58.475 | 6 |
12 | 55 | C.サインツJr. | マクラーレン | 1’59.548 | 7 |
13 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 2’02.325 | 10 |
14 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 2’02.473 | 7 |
15 | 8 | R.グロージャン | ハース | 2’04.748 | 5 |
16 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 2’06.351 | 13 |
17 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 2’09.368 | 8 |
18 | 63 | G.ラッセル | ウイリアムズ | No Time | 1 |
19 | 6 | N.ラティフィ | ウイリアムズ | No Time | 1 |
20 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | No Time | 3 |