F1第14戦トルコGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルだ。2020年はフェラーリの苦戦もあり、厳しいシーズンを送っているベッテル。ウエットレースとなったトルコGPでは予選11番手からスタートし、滑りやすい路面とアクシデントを尻目に3番手までポジションを上げる。
レース後半は4番手を走行し、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)から連なる2番手争いを展開。そしてファイナルラップの最終セクションで3番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)がオーバーシュートしてしまったため順位が逆転し、ベッテルが今シーズン初となる3位表彰台を手に入れた。
DHLファステストラップ・アワードを受賞したのは、マクラーレンのランド・ノリスとなった。14番グリッドからレースをスタートしたノリスは、後半に速さを見せ、56周目にランス・ストロール(レーシングポイント)をかわし8番手に浮上するとそのままフィニッシュを迎え、見事ポイントを獲得している。最終ラップには1分36秒806というファステストラップを記録した。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードを制したのはレッドブル・ホンダとなり、これで6戦連続での受賞となる。トルコGPでは18周目にピットインしたフェルスタッペンを2.03秒でコースに送り出した。2位にもチームメイトのアレクサンダー・アルボンが2.08秒で続き、3位は2.33秒というタイムを記録したダニール・クビアトのアルファタウリ・ホンダとなった。