2011年以来、9年ぶりにトルコのイスタンブール・パーク・サーキットで行われた2020年F1第14戦トルコGP。どんなレースが見られるか楽しみにしておりましたが、なんでもレース直前の2週間前に路面が再舗装されたということで、新しい路面にドライバーたちは四苦八苦していましたね。予選から決勝はウエットレースとなり、さらに難しくなっていたトルコGPですが、改めてホンマさん目線でお楽しみ下さい。
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こんにちは、自宅特派員のホンマです。
みなさん、お元気ですか?
スーパーGT観戦から、無事帰ってまいりましたよ!
ツインリンクもてぎで、レースを現地観戦する楽しさを再確認してまいりました。
お天気に恵まれ、おいしい餃子にもめぐまれて、本当に楽しい旅でございました。
……札幌に帰ったら、雪積もっていましたけどね。
旅の詳細は、オートスポーツwebさんの観戦ブログを参照していただけたらうれしいです。
さてトルコ。
トルコには、旅の経由地として1泊滞在したことがありまして。
今も目をとじると思い出す、宮殿を彩るタイルの美しさと、一般道を信じられない速さでぶっ飛ばすあのタクシー。
トルコは運転が荒いと聞いてはおりましたが、日常が『ワイルド・スピード』
狭い車内、右へ左へと体が揺れるたびに「あ、これ死んだな」と覚悟いたしましたが、無事生還できました。
そのトルコでのF1開催は9年ぶりとのこと!
久しぶりで、舗装のことをうっかり忘れていたのでしょうか。
2週間前に舗装し直したピカピカのコースは、雨で油浮きまくりのスケートリンク状態で。
油が浮いてる! →水で洗ってみた! →更にヨクスベール!
こんな感じでしょうか、わかりません。
油汚れには『ジョ〇』だろ! と日本人なら誰もがきっと頭に浮かんだことでしょう。
そんなつっこみどころ満載のイスタンブール・パーク・サーキット。
フリー走行1回目から黄旗連発の、F1ならぬ大回転競技。
まるで生まれたての小鹿のように、カクカクと低速で走るF1カーは、もはや別カテゴリーでございました。
フリー走行3回目。
昨日苦労して培われたグリップは、夜に降った雨のおかげで、おじゃんグロージャン。
セルジオ・ペレスさんはコース外に飛び出し、エステバン・オコンさんとシャルル・ルクレールさんが接触。
相変わらずのクルリンパ祭りのなか、心なしかキミ・ライコネンさんが生き生きとしているような。
アイスレース状態に、おばあちゃんも冬道でドリフトを決めるといわれているフィンランド人の血が騒ぐのでしょうか。
たったひとり、スタート練習をされるライコさんのその位置は、ポールポジションでございますよ?
これはフラグなのか予言なのか、はたまた何も考えていないのか。
「スタート練習は無駄だったね」と無線でおっしゃってましたが、なんの、ファンにはご馳走でございました。
飛び入りわんちゃんのコースチェックの後は、予選でございます。
……そういえば、イスタンブールには野良犬がたくさんおりました。
大型犬が、街のあちらこちらで、のんびり寝そべっている姿は、日本では到底見られぬ光景で。
飼い主はいないけれど、ちゃんと個体管理はされていて、狂犬病の注射も打たれているとか。
街の人たちも、彼らとの暮らしを楽しんでいるのでしょう。
そういう共存の仕方もあるんだなぁと感慨深く。