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F1 ニュース

投稿日: 2020.12.03 07:30
更新日: 2020.12.02 20:52

【F1第15戦無線レビュー(1)】炎上するマシンに動揺するルクレール「なんてこった。神様、お願いだ」

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F1 | 【F1第15戦無線レビュー(1)】炎上するマシンに動揺するルクレール「なんてこった。神様、お願いだ」

 2020年F1第15戦バーレーンGP決勝レースは、スタートから大クラッシュが発生。幸いにもロマン・グロージャン(ハース)は自力でコクピットを脱出し、最悪の事態は免れることになった。そのときの状況を無線とともに振り返る
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 F1第15戦バーレーンGPは、今シーズン初の日没後に行われるトワイライトレース。スタート前、ガレージからダミーグリッドへ向かうレコノサンスラップで、ダッシュボードの光に反応していたのが、3番手からスタートするマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。

フェルスタッペン:どうしてなのかわからないんだけど、ダッシュボードの左上が赤く光っていんだけど。
レッドブル・ホンダ:ちょっと待って……どう、直った?
フェルスタッペン:いや、まだ光っている。 黄色と赤い色が光っている
レッドブル・ホンダ:わかった。確認する

 午後5時10分にフォーメーションラップが始まり、その数分後にスタートが切られた第15戦バーレーンGPは、スタート直後にだれもが想像もしていなかった悲惨が事故が発生する。

 2コーナーでエステバン・オコン(ルノー)とピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)にサンドウィッチされたランド・ノリス(マクラーレン)はフロントにダメージを負って、たまらず無線を入れる。

ノリス:接触して、フロントウイングにダメージを負って、路面を引きずっている。チェックしてほしい。だれかわからないけど、信じられないような動きで接触してきた

 この接触で、直後にいたフェラーリ2台とランス・ストロール(レーシングポイント)が接触し、ストロールがコース外に弾き飛ばされる。ストロールと接触したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はコース内にとどまったが、3コーナーの立ち上がりでやや失速したため、その後方がさらに混乱を招いていく。

 失速したベッテルを左側からオーバーテイクしようとするカルロス・サインツJr.(マクラーレン)。その後方で行き場を失ったキミ・ライコネン(アルファロメオ)はコース左側のランオフエリアへ出て、サインツとベッテルとの追突を回避した。


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