12月5日現地時間午後8時、第16戦サクヒールGPの予選が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。
気温は24度、路面温度は27度というコンディション。降水確率は0%。
Q1では各車ともソフトタイヤでアタックに臨むが、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)はハードタイヤ、メルセデスAMG勢やアルファタウリ勢はミディアムタイヤで最初のアタックを行う。コーナー数が少なくタイヤのデグラデーションはそれほど大きくないため、どのマシンもクールダウンラップを挟んでリヤタイヤのオーバーヒートを抑えながら連続走行でタイムアタックを続けていく。
最初のアタックでトップに立ったのはソフトタイヤを履いたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)で54秒037。2番手にセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が0.199秒差、3番手にダニエル・リカルド(ルノー)が0.351秒差で続く。4番手はソフトに履き替えたサインツJr.で、ミディアムのメルセデスAMG勢はバルテリ・ボッタスが6番手、ジョージ・ラッセルが8番手。
1セット目で18番手のタイムしか記録できなかったピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はソフトタイヤに履き替えて2回目のアタックランに向かい、他車も2セット目はソフトを選ぶ。
路面の向上とともに各車がどんどんタイムを更新していき、最終的にはボッタスが53秒904でトップ、ラッセルは0.256秒差の3番手でQ1を終えた。
2回目のランに入らなかったアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は0.085秒差の15番手でなんとかQ1通過を決めた。16番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、17番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、18番手は最終コーナーでややワイドになったジャック・エイトケン(ウイリアムズ)、19番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、20番手はパワーユニットのCEとESの3基目投入でグリッド降格ペナルティが決まっている新人ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)となった。トップから19台が1.059秒差、11台が0.484秒差にひしめく大接戦となった。