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F1 ニュース

投稿日: 2020.12.07 04:19
更新日: 2020.12.07 04:45

ペレスが大逆転でF1初優勝、レーシングポイントがW表彰台。オコンが2位に入賞【決勝レポート/F1第16戦】

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F1 | ペレスが大逆転でF1初優勝、レーシングポイントがW表彰台。オコンが2位に入賞【決勝レポート/F1第16戦】

 12月6日現地時間午後8時10分、第16戦サクヒールGPの決勝が行われ、レーシングポイントのセルジオ・ペレスがF1初優勝を飾った。

 この日は日中から風が強く空気中に砂が多く舞い、路面もダスティなコンディション。気温は21度、路面温度は24度と下がってきたなかでのスタート。

 金曜に今季3基目のCEとESを投入したピエトロ・フィッティパルディ(ハース)と、予選後に今季4基目のICEとTCを投入したランド・ノリス(マクラーレン)が最後尾グリッドへの降格ペナルティを科され、予選順位に応じてノリスが19番、フィッティパルディが20番グリッドとなっている。

 上位10台ではメルセデスAMG勢だけがミディアムでそれ以外はソフト、11番グリッド以下ではハース勢とニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ノリスだけがソフトでそれ以外は全車がミディアムをスタートタイヤに選んだ。

 スタートでバルテリ・ボッタス(メルセデス)の加速が鈍く、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がターン1にトップで飛び込んで行く。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が好加速で真んなかを抜けようとするが行き場を失い3番手でターン1へ。その出口でボッタスがリヤの挙動を乱したためフェルスタッペンは僅かにバックオフを強いられ、ターン4ではペレスがアウトからフェルスタッペンの前へ。

 右側のボッタスとの間で挟まれたフェルスタッペンは先にブレーキングをして引いたものの、アウトからインへ大きくターンインしたペレスの右リヤがシャルル・ルクレール(フェラーリ)の左フロントをヒットして2台がコースオフ。フェルスタッペンは行き場を失ってターン4のバリアにクラッシュし、フェルスタッペンとルクレールがここでリタイア。ペレスはピットインしてミディアムタイヤに交換し最後尾に下がった。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2020年F1第16戦サクヒールGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)との接触によりコースオフし、リタイアに

 ターン3出口ではキミ・ライコネン(アルファロメオ)がスピンを喫したものの大事にはならずレースを継続。セーフティカーが導入され、レースは7周目に再開となる。

 ラッセルは危なげなく首位をキープしてターン1へ。カルロス・サインツJr.(マクラーレン)がターン1でボッタスに並びかけてアウトから抜くが、ターン2の出口でサインツJr.がワイドになりボッタスが2番手を取り戻す。4番手ダニエル・リカルド(ルノー)、5番手ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、6番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、7番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、8番手エステバン・オコン(ルノー)、9番手にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)をパスしたノリスが上がり、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が11番手。

 首位ラッセルはファステストラップを連発して2番手ボッタスをじわじわと引き離していく。アルボンは11周目のターン4でベッテルを抜き、ターン7でロックアップしたベッテルはその立ち上がりでペレスにも抜かれて12番手に後退してしまう。


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