事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ロマン・グロージャンは医師の助言による決断により、グランプリレースには戻らずに今週末のアブダビGPを欠場する。手の皮膚の回復を図るためだ。しかしグロージャンはF1で最後の瞬間に乗ったマシンが、バーレーンの大事故で彼が脱出した、炎に包まれて残骸となったVF20フェラーリであってほしくないという。グロージャンは次のような希望を述べている。
「プライベートテストで、可能なマシンなら何でもいいので数周走りたい。僕は怪我が治ったら、すべてのF1チームに電話をかけてこのお膳立てをするつもりだ」
メルセデスはすでにグロージャンの希望を満たすための助力を申し出ている。トト・ウォルフは、「もし彼と関係のあるチームからテストのオファーがなかったら、我々がオファーをしよう。彼の達成してきたことすべてを考えたら、彼は前向きな形でF1でのキャリアを締めくくるのにふさわしいドライバーだ」と語っている。
■チームメイトとしてペレスを推すフェルスタッペン
セルジオ・ペレスがサクヒールGPでセンセーショナルな勝利を飾ったが、来年アレクサンダー・アルボンをペレスと入れ替える件についてレッドブルに大きなプレッシャーはない……
■2021年のオーストラリアGPは感染対策がさらに厳格に
来年のオーストラリアGPに向けて、すでに非常に厳格なルールが施行されている。それは今週末のアブダビで行われていることに着想を得ており……