事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フェラーリはセルジオ・ペレスに、来年のテスト兼リザーブドライバーのポストをオファーした。彼の活動はハースF1チームのサードドライバーにまで拡大されるという。ペレスにとっては思いがけないフェラーリ傘下への復帰となる可能性がある。
ペレスは2010年にフェラーリ・レーシング・アカデミーに採用された最初のドライバーのひとりだが、2012年末にフェラーリを離れ、マクラーレンに加入した。ペレスの最大の後援者であるテルメックスは、FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のパートナーとなっており、関係を結び直すのは簡単だろう。
しかし、カルロス・サインツJr.はフェラーリと2022年末までの契約を結んでおり、シャルル・ルクレールは2024年までの契約を確保している。ペレスがフェラーリでレースシートをすぐに獲得できるチャンスはほとんどない。そのためペレスは他の代替案を検討しているようだ。
2021年レッドブル・ホンダでの(マックス)フェルスタッペンのチームメイトの座をアレックス・アルボンに奪われた場合、ペレスは2022年にF1復帰することを最優先するという。
■ポルトガルGPが2021年も候補に
ポルトガルが、2021年のベトナムGPがキャンセルされたことで空いた4月25日の枠を取得する最も有力な候補として浮上してきた……
■サーキット建設で環境破壊?
リオデジャネイロのデオドーロ地区に新たなサーキットが建設される可能性は、現在はほとんどゼロになっている……