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F1 ニュース

投稿日: 2021.01.07 16:54
更新日: 2021.01.07 17:01

元F1最高責任者エクレストン、V8エンジンの暫定的な復活を主張「その間に将来のエンジンの問題を解決する」

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F1 | 元F1最高責任者エクレストン、V8エンジンの暫定的な復活を主張「その間に将来のエンジンの問題を解決する」

 F1の元最高責任者であるバーニー・エクレストンは、恒例の呼びかけを行って新年を始めた。F1に対し、ハイブリッド・パワーユニットをやめてV8燃焼エンジンが轟音をたてる時代へ戻ることを求めたのだ。

 2014年以来、F1は1.6リッターV6ターボハイブリッドを使用しており、メルセデスが7年連続でコンストラクターズ選手権タイトルを獲得してこの時代を支配している。現在のテクニカルレギュレーションは、少なくとも2024年までは有効だ。

 しかしながらファンたちは、荒々しい爆音を発する以前のエンジンに比べて、静かでより効率的なエンジンについて嘆いてきた。2020年F1第17戦アブダビGPでフェルナンド・アロンソが2005年のタイトル獲得マシンであるV10搭載のルノーR25を走らせたことには大きな反響があり、F1はモータースポーツの栄光の時代に戻ることを再考すべきだという声が上がった。これは明らかにエクレストンが共有する考えだ。

フェルナンド・アロンソ(ルノー)
2020年F1第17戦アブダビGP フェルナンド・アロンソ(ルノー)がR25をデモラン

「今のまったくばかげたエンジンを追放しようではないか」とエクレストンは『Motorsport Magazine』の新たなインタビューで語った。

 エクレストンは、V8エンジンを暫定的に復活させることで、ハイブリット技術開発にかかるコストの高騰というF1の問題を一気に解決できると述べた。

「以前の自然吸気エンジンを救い出すのだ」とエクレストンは語った。

「誰もが以前のエンジンを使えば、コストはすぐに下がり、爆音が戻ってくるだろう。そのエンジンを5年使い、その間に将来のエンジンの件を解決するのだ」

「F1はエンターテインメントビジネスの世界にあり、人を楽しませることをやめたら、ビジネスがなくなってしまう。グランドスタンドの観客は、エンジンがどれだけ高効率であるか、どれだけ燃料を使うか、どれだけパワーがあるのかということに興味はない」

■次のページへ:「F1は自動車産業と直結する必要はない」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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