メルセデス代表のトト・ウォルフは、アブダビで行われるルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグがタイトルを賭けての一騎打ちが、メカニカルトラブルによって台無しになってしまわないかと懸念している。
劣勢に立たされているハミルトンは今もなおタイトルに挑み続けており、雨のインテルラゴスでは終始ロズベルグをリードし自身初となるブラジルGPでの勝利を成し遂げた。
ロズベルグのリードは12ポイントにまで減っているが、最終戦アブダビGPを3位でフィニッシュすれば、たとえハミルトンがそのレースで優勝しても、ロズベルグが自身初のタイトルを獲得することになる。
しかし、ウォルフは今季ハミルトンを苦しめたマシントラブルや、2014年のアブダビでERSを失ったロズベルグのようなメカニカルトラブルが発生しないか気をもんでいる。
「バーニー(・エクレストン)が命じたかのように、最終戦アブダビGPが決戦の場になるんだ」とウォルフは語った。
「12ポイントの差をめぐって彼らはコースで戦い抜くだろう」
「我々は彼らが十分戦えるように2台のマシンを用意してやらなければいけない。私にとって最大の悪夢はメカニカルトラブルなんだ」
1 2
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています