F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、22人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。
☆ エステバン・オコン
中途起用された第15戦ベルギーGPから完走率100%。初めてのフル・ウェットレースに69周目まで10位キープ、アロンソとボッタスに抜かれたものの健闘の12位。10日に来季フォース・インディア契約が発表されたオコン、コンスタントな戦績を残しているのが抜擢された理由。
☆ フェリペ・マッサ
涙もろくなっていた。母国ラストラン前から現地TVインタビューで感傷的に。ブラジルGPワースト予選、46周クラッシュ、平常心を保つのが難しかったのはよく分かる。マッサに限らず、多くのドライバーがうまくいかない“ラストラン”を経験している。
☆☆ ダニール・クビアト
この週末は乗れていた。8周目までサインツより先行、非力なトロロッソで上位をうかがう序盤の展開。だがパーマーに追突されフロアにダメージを負いペースダウン、チーム・ダブル入賞チャンスを失った。
☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ
6年前のポールシッターはここが得意だ。エス・ド・セナの切り返しとセクター2ヘアピン維持速度が高い。雨中4位力走も22周目にパンクのせいで後退、再び鋭い追い上げを見せ7位までリカバー。