英AUTOSPORTが2016年第20戦ブラジルGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。今回のレースではふたりに10点が与えられた。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
■ほぼ完璧なハミルトン、恐れを知らないフェルスタッペン
ブラジルGPで10点と評価されたのはルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンだった。
メルセデスのハミルトンは雨のレースをポールポジションからスタートし、今季9勝目を挙げた。
「ウエットコンディションのグランプリで勝利を収めるのは簡単なことではない。だがポールポジションを優勝につなげたハミルトンは、それをたやすくやってのけたかのように見える」と短評に記されている。
「2008年のイギリスGPでの見事なレースにはおよばないものの、多くのドライバーがミスを犯した難しいコンディションで、ほぼ完璧な走りをし、並外れたパフォーマンスを見せた。チェッカーフラッグを受けた後、彼自身大喜びしていたのも当然といえるだろう」
レッドブルのフェルスタッペンは4番グリッドから3位を勝ち取った。
「ドライコンディションでもダニエル・リカルドより優れたパフォーマンスを発揮していたが、ウエットコンディションではさらに違いを見せつけた。リスタートでキミ・ライコネンをかわし、高速スピンから見事に態勢を立て直し、難しいコンディションで全く恐れを見せることなく、誤った戦略を自分の腕で補い、素晴らしいレースをした」
「3位に上がった時のセルジオ・ペレスに対するオーバーテイクを見れば、フェルスタッペンがF1で最もエキサイティングなドライバーと言われる理由は誰の目にも明らかだろう」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています