2021年F1プレシーズンテストがバーレーン・インターナショナル・サーキットにおいて、3月12日にスタート、10チーム17人のドライバーが走行した。トップタイムをマークしたのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。
風が強く、午後のセッションには砂嵐に見舞われるなかで、各チームはニューマシンでの本格走行を開始した。フェルスタッペンは1分30秒674をC3タイヤでマークしてトップに立ち、幸先のよいシーズン出だしとなった。2位はマクラーレン・メルセデスのランド・ノリス(C3タイヤ)、3位はアルピーヌのエステバン・オコン(C4タイヤ)だった。
アルファタウリ・ホンダで午前セッションを担当したピエール・ガスリーは8位(1分32秒231/C3タイヤ)。午後に登場したルーキー、角田裕毅は、チームメイトよりハード寄りのC2タイヤで1分32秒727を記録し、0.496秒差で9位に続いた。
チャンピオン、メルセデスはギヤボックストラブルに見舞われて十分な走行ができず、ルイス・ハミルトンは10位、バルテリ・ボッタスはわずか6周の周回で最下位17位に沈んだ。
■2021年F1プレシーズンテスト1日目タイム結果(3月12日)
Pos | Driver | Team | Time(tyre) | Laps |
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1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1’30.674(C3) | 139 |
2 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1’31.889(C3) | 46 |
3 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1’31.146(C4) | 129 |
4 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1’31.782(プロトタイプ) | 46 |
5 | カルロス・サインツJr. | フェラーリ | 1’31.919(C3) | 57 |
6 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1’31.945(C3) | 68 |
7 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1’32.203(C2) | 45 |
8 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1’32.231(C3) | 74 |
9 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1’32.727(C2) | 37 |
10 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1’32.912(C2) | 42 |
11 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1’33.242(C3) | 59 |
12 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1’33.320(C3) | 63 |
13 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1’33.742(プロトタイプ) | 51 |
14 | ロイ・ニッサニー | ウイリアムズ | 1’34.789(C3) | 83 |
15 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1’34.798(C3) | 70 |
16 | ミック・シューマッハー | ハース | 1’36.127(C2) | 15 |
17 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1’36.850(C2) | 6 |
※F1およびピレリ発表のデータ
※タイヤはC1~C5の5種類。C1が最もハード、C5が最もソフト
※プロトタイプタイヤはスタンダードのC3と同じだが異なるファクトリーで製造したもの