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F1 ニュース

投稿日: 2021.03.13 09:43
更新日: 2021.03.13 12:22

ホンダが初日最速、合計250周を走行「例年以上の緊張感のなか、順調にメニューを進めた」と田辺TD【F1テスト1日目】

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F1 | ホンダが初日最速、合計250周を走行「例年以上の緊張感のなか、順調にメニューを進めた」と田辺TD【F1テスト1日目】

 バーレーン・インターナショナル・サーキットでの2021年F1プレシーズンテストが、3月12日にスタートした。ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載するレッドブルのマックス・フェルスタッペンは1位、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは8位、角田裕毅は9位のタイムを記録した。

 強風が吹き荒れ、午後には砂嵐が起こる厳しいコンディションのなか、フェルスタッペンは1日を通してレッドブルRB16Bで走行、全ドライバー中最多の139周を走りこみ、1分30秒674(C3タイヤ)の最速タイムもマークした。

 アルファタウリは午前セッションではガスリー、午後に角田を走らせた。ガスリーはAT02で74周を走り1分32秒231(C3タイヤ)で8位、角田は車体の燃料システムのトラブルに見舞われ、周回数は37周にとどまったが1分32秒727(C2タイヤ)で9位に続いた。

2021年F1プレシーズンテスト1日目 ガレージから出て行く角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1プレシーズンテスト1日目 ガレージから出て行く角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

 ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏は、一日を振り返って次のようにコメントしている。

「例年になく短かったオフシーズンを終え、いよいよプレシーズンテストがスタートしました。ホンダにとって最後となるシーズンに向けて、HRD-Sakura、HRD-UKのすべてのメンバーが一致団結し、戦闘力向上を目指して開発を進めてきました。レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2つのチームも我々と同様に高いモチベーションで開発を続けてきました」

「2021年型車両で初の本格走行となるプレシーズンテストは、今年からレギュレーションの変更によりわずか3日間となっています。ホンダF1最終年のスタートであり、また新型のPUを持ち込むなど、今年は例年以上の緊張感をもってテスト初日を迎えました」

「今日はレッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が全車の中で最多となる139周、ガスリー選手と角田選手2人が午前午後に分かれて走行を担当したスクーデリア・アルファタウリが合計で111周。ホンダとしては計250周を周回し、PUとしては大きな問題もなく順調な一日になりました。PUの各種データ計測、基本的な機能確認や各モードの最適化といったメニューを進めています」

「スクーデリア・アルファタウリの午後のセッションを担当したルーキーの角田選手は、あいにく砂嵐による悪いコンディションでしたが、ミスなく堅実に走行を重ねて習熟を進めました。車体の燃料システムに異常を確認し、調査のために早めに走行を切り上げざるを得なかったことは残念でしたが、明日以降さらに周回を重ねてくれればと考えています」

「残りの2日間で効率よくテストを行い、残された時間を無駄にすることなく初戦に向けて準備をしていきたいと思います」

2021年F1プレシーズンテスト1日目 角田裕毅とピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1プレシーズンテスト1日目 角田裕毅とピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

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