レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2021.03.14 15:58
更新日: 2021.03.14 16:23

F1プレシーズンテスト2日目:メルセデス、最速もナーバスなリヤに苦しむ。ベッテルはトラブルで10周のみ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | F1プレシーズンテスト2日目:メルセデス、最速もナーバスなリヤに苦しむ。ベッテルはトラブルで10周のみ

 バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されている2021年F1プレシーズンテストが2日目を迎えた。3月13日には10チーム16人のドライバーが走行した。

■メルセデス(W12)

 メルセデスは午前にルイス・ハミルトン、午後にバルテリ・ボッタスを走らせた。初日はギヤボックストラブルのために周回数が著しく少なかったが、2日目はふたりがそれぞれ58周を走行、幾分遅れを取り戻した。

 ハミルトンは1分33秒399(C2タイヤ)で15番手。途中、ターン13で飛び出し、グラベルにはまり、抜け出せなくなるというアクシデントが発生した。これにより赤旗が出され、メルセデスは再び走行時間を失う結果になった。ハミルトンは「ターン13で強風が吹いていた。それに、新レギュレーションが導入され、(それによる変更で)リヤがあまりいい感触ではない。なんとかスイートスポットを見つけ出したい」とコメントしている。


 ボッタスは1分30秒289(C5タイヤ)でこの日のトップとなった。しかし「マシンの最大の問題はリヤだ。スナッピーで少しのミスも許されない。新しいタイヤで走るとかなり神経質だ。マシンをもう少し安定させる必要がある」とボッタスはコメントしている。

■レッドブル・ホンダ(RB16B)

 今週のテストにセルジオ・ペレスが初登場、ハード寄りのタイヤでの作業に集中して117周を走り、1分31秒682(C2タイヤ)で8番手となった。ペレスは午後のセッション終盤に、エンジンカバーが突然外れて飛び散るというアクシデントに遭遇。これにより赤旗が出されたが、幸い大きな問題には発展しなかった。

2021年F1プレシーズンテスト2日目 セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1プレシーズンテスト2日目 セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

■マクラーレン・メルセデス(MCL35M)

 午前にダニエル・リカルド、午後にランド・ノリスが、それぞれ52周を走行した。リカルドは1分32秒215(C3タイヤ)で午前セッション最速、全体では9番手。ノリスは1分30秒586(C4タイヤ)で4番手だった。チームは高い信頼性のなかでポジティブな一日を送ることができたとコメントしている。

2021年F1プレシーズンテスト2日目 ランド・ノリス(マクラーレン)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2021年F1プレシーズンテスト2日目 ランド・ノリス(マクラーレン)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

■アストンマーティン・メルセデス(AMR21)

 午前はセバスチャン・ベッテル、午後はランス・ストロールが担当した。ベッテルは、ギヤボックストラブルに見舞われ、交換が必要になり、10周しか走れなかった。そのためタイムは1分38秒849(プロトタイプタイヤ)で16番手にとどまっている。

 ストロールは有意義な時間を過ごし、71周のなかで1分30秒460(C5タイヤ)をマークし、3番手となった。

2021年F1プレシーズンテスト2日目 セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2021年F1プレシーズンテスト2日目 セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)

■アルピーヌ(A521)

 初日のエステバン・オコンからマシンを引き継ぎ、今年F1に復帰するフェルナンド・アロンソが初登場した。ハード寄りのタイヤでひたすら周回数を重ねるというプランに従い、アロンソは128周を走り、1分32秒339(C2タイヤ)で10番手となった。

2021年F1プレシーズンテスト2日目 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌA521)
2021年F1プレシーズンテスト2日目 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌA521)

■次のページへ:フェラーリはサインツ&ルクレールで役割分担し129周を走行


関連のニュース

F1 関連ドライバー

F1 関連チーム