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F1 ニュース

投稿日: 2021.03.29 02:16
更新日: 2021.03.29 03:14

ハミルトンがフェルスタッペンとの激戦を制す。9位角田は日本人初のデビュー戦入賞【決勝レポート/F1第1戦】

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F1 | ハミルトンがフェルスタッペンとの激戦を制す。9位角田は日本人初のデビュー戦入賞【決勝レポート/F1第1戦】

 3月28日現地時間午後6時、2021年の開幕戦バーレーンGPの決勝が行われ、2番手からスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが逆転で優勝を飾った。

 気温は20度、路面温度は28度と金曜・土曜に比べると涼しいコンディション。メインストレートの向かい風は1.3m/sと強く、時折突風が吹き、路面には大量の砂が出ているなかでの決勝スタートとなった。

 予選後、Q1終盤にターン1でダブルイエロー無視を犯したと判断されたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は5グリッド降格が科され最後尾からのスタートとなった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は予選でダメージを負ったフロアを交換し、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は今季2基目のESとCEを投入しているが、いずれも予選時に使用したものと同スペック品であるためペナルティの対象ではない。

 ポールポジションのフェルスタッペンとメルセデスAMG勢、5番グリッドのピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はQ2で使用したミディアムタイヤでのスタート。それ以外のQ3進出者はQ2で使用したソフトタイヤ、11番グリッド以下はウイリアムズの2台とエステバン・オコン(アルピーヌ)がソフトタイヤ、それ以外はミディアムタイヤでのスタートを選択した。ペレスと角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はQ2で使用した中古のミディアムタイヤでのスタートとなった。

 フォーメーションラップでは、ターン12で突然ペレスのマシンの電源が落ちてコース上にストップ。これによりエクストラフォーメーションラップとなり、決勝は56周に減算となった。ペレスは自力でマシンの再始動ができ、ピットに戻ってピットレーンスタートとなった。

 スタートでポールシッターのフェルスタッペンが好発進を決めてホールショットを奪い、アウト側に並びかけようとするハミルトンを抑えてトップに立つ。シャルル・ルクレール(フェラーリ)はターン4からの出口でバルテリ・ボッタス(メルセデス)に並びかけターン5でパスして3番手へ浮上。ガスリーが5番手、6番手ランド・ノリス(マクラーレン)、7番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、8番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、9番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、10番手カルロス・サインツJr.(フェラーリ)と続き、角田は15番手に後退した。

2021年F1第1戦バーレーンGP
2021年F1第1戦バーレーンGP スタート

 ターン2の出口でニキータ・マゼピン(ハース)が単独スピンでクラッシュしたためセーフティカーが導入され、レースは4周目に再開。ペレスはこの間にピットインして別のミディアムに履き替えた。

 ギリギリまで引っ張って加速したフェルスタッペンに対し、ハミルトン、ルクレールがターン1で並びかけるが、フェルスタッペンはなんとか抑える。しかしマクラーレン勢に抜かれたガスリーがターン6の入口でリカルドと接触してフロントウイングを失ってしまう。これでバーチャルセーフティカー(VSC)導入となり、ガスリーはピットインしてハードタイヤに交換する。角田はこの間にペレスに抜かれ16番手へ後退してしまい、走り始めのペースは周囲よりも1秒ほど遅く苦戦を強いられる。

 フェルスタッペンはリヤが滑ると訴え、デフに問題があるのではないかと言いながらも後方のハミルトンとのギャップを広げていく。ボッタスは6周目のターン4でルクレールをかわし3番手を取り戻した。ノリスもルクレールに襲いかかるが、サイドバイサイドのバトルで押し出されるなど決定機はなかなか訪れない。9周目のターン4でようやくパス。ストロールもターン1でアロンソを抜いて7番手に浮上した。中団は4番手ノリスを先頭に5番手ルクレール、6番手リカルド、7番手ストロール、8番手アロンソ、9番手サインツJr.までがトレイン状態になる。


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