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F1 ニュース

投稿日: 2021.03.30 14:46
更新日: 2021.03.30 16:46

ニコ・ヒュルケンベルグ、メルセデスとアストンマーティンでリザーブドライバーを務めると明かす

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F1 | ニコ・ヒュルケンベルグ、メルセデスとアストンマーティンでリザーブドライバーを務めると明かす

 ニコ・ヒュルケンベルグは、現在行っているオーストリアのテレビ局におけるF1メディアの仕事と並行して、アストンマーティンとメルセデスの2チームでリザーブドライバーを務めることを認めた。

「僕は一部のレースでアストンマーティンとメルセデスのリザーブドライバーを務めることになる」とヒュルケンベルグは金曜日に『ServusTV』に語った。

 両チームは、2021年シーズンにレギュラードライバーのひとりが病気になった場合に備え、経験豊富なドライバーを必要としている。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は昨年、新型コロナウイルスの検査で陽性となったために第16戦サクヒールGPを欠場せざるを得ず、ウイリアムズのジョージ・ラッセルが代役を務めた。ヒュルケンベルグ自身も同様の理由で、レーシングポイントのセルジオ・ペレス(第4戦、第5戦)とランス・ストロール(第11戦)の代役を務め、“スーパーサブ”の評判を得た。

ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)
2020年F1第5戦70周年記念GP セルジオ・ペレスの代役を務めたニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)

 ブランド名をアストンマーティンに変更した同チームが、今年もヒュルケンベルグをリザーブとして確保することは驚くことではない。メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフも、最近ヒュルケンベルグを称賛していた。

 先月はそうしたコメントが憶測を呼んだが、今ではメルセデスが正式リザーブドライバーのストフェル・バンドーンとニック・デ・フリースのフォーミュラE参戦に備えて、ドライバーの選択肢をもうひとり分望んでいることが確認された。

 今シーズンはF1とフォーミュラEのレース日程が3戦で重複している。F1第4戦スペインGPはフォーミュラE第7戦モナコePrixと同じ5月9日の週末に予定されており、その2週間後には第5戦モナコGPと第8戦マラケシュePrixが開催される。

 3戦目の重複は6月6日だ。F1は第6戦アゼルバイジャンGPで、フォーミュラEはダブルヘッダーが地球の反対側のサンティアゴで開催される。新型コロナウイルスによる移動制限により、バンドーンとデ・フリースはその翌週の第7戦カナダGPに帯同できない。

 ヒュルケンベルグはこれまでフォースインディア、ザウバー、ルノーからF1に参戦が、最初にF1デビューを飾ったのはウイリアムズで2010年のことだ。彼は2015年のル・マン24時間耐久レースの優勝チームの一員でもあった。だが彼は178回のF1グランプリに出走したにもかかわらず、表彰台を獲得したことがないことで有名だ。

2020/21年シーズンも引き続きメルセデスをドライブするストフェル・バンドーン(右)とニック・デ・フリース(左)
2020/21年シーズンも引き続きメルセデスをドライブするストフェル・バンドーン(右)とニック・デ・フリース(左)

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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