待ちに待った2021年F1シーズンがついに開幕。期待のアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、スタートでいくつかポジションを落としたものの、歴代王者を次々にオーバーテイクする大活躍。日本人ドライバー初のデビュー戦ポイントゲットを果たした。緊迫した大接戦の優勝争い、ホンダF1が200回目の表彰台獲得、帰って来た王者フェルナンド・アロンソなど、見どころ満載の開幕戦バーレーンGPをドライバーや関係者のSNSで振り返る。
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デビュー戦でしっかりと結果を残した角田裕毅。日本人のF1ファンが長年待ち望んだ瞬間は、もうすぐそこまで来ているのかもしれない。今シーズンの残り22戦が楽しみで仕方ない。
コース上で次々と出会う歴代ワールドチャンピオンを完璧なブレーキングで次々とオーバーテイク。子どものころ富士スピードウェイで観た憧れのフェルナンド・アロンソを置き去りにする際には、思わず「Woo!!!」と声を漏らした角田。ホンダパワーのマシンで日本人ドライバーがポイントを獲得したのは2007年カナダGPの佐藤琢磨以来。そう、あの日もアロンソをブチ抜いたスーパーアグリF1&琢磨の姿に深夜の日本中が歓喜した。
フォーメーションラップでストップしたセルジオ・ペレスの11番グリッドに進みかけ、リバースギヤで慌てて自分のスタート位置に戻ったことをF1公式インスタグラムでバラされた角田は、「シーッ」と人差し指を口に当てたナイショの顔文字3連で返信。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンの2位によりホンダF1は200回目の表彰台を達成。アイルトン・セナ56回(6シーズン)、アラン・プロスト25回(2シーズン)、ネルソン・ピケ24回(3シーズン)に続き、今年でホンダPUユーザー3シーズン目となるフェルスタッペンが今回で21度目の表彰台を獲得。日本人は佐藤琢磨の3位が1回のみ。残り1シーズンで角田もここに名を連ねることができるか?
現在、ウエルカムプラザ青山にはマックスの父上ヨス・フェルスタッペン氏がテストでステアリングを握った幻のRA099が展示されている。今季のカラーをまとったアルファタウリや歴代のホンダF1も見逃せない。4月19日(月)まで。
\「F1 2021シーズン開幕記念特別展」展示マシン追加/
1999年に開発された幻のF1マシンRA099を追加しました✨
このマシンをテストしたドライバーは、ヨス・フェルスタッペン選手。
Red Bull Racing Hondaのマックス・フェルスタッペン選手のお父さんなんです!#Welcomeplaza https://t.co/n1EXZ1v24i pic.twitter.com/RFW6TJ5Oea— Honda 本田技研工業(株) (@HondaJP) March 30, 2021
今季はリザーブ&テストドライバーを務めながらDTMにも参戦、F1再昇格を目指すアレクサンダー・アルボン。アルファタウリのカラーリングが施されたニューヘルメットはタイ国旗のラインがアクセントとなっていて非常にカッコイイ。