2016年F1第21戦アブダビGPのフリー走行1回目が11月25日(金)、現地時間13時から行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
気温30度、路面温度37度というコンディションのもと幕を開けた、今シーズン最後の週末。開始と同時に全ドライバーがインストレーションラップを完了し、アブダビに持ち込んだマシンの状態を確認する。タイトルを争うニコ・ロズベルグとハミルトンはウルトラソフトタイヤでセッション序盤の周回を重ねた。
開始から約25分を過ぎたところで、トロロッソのダニール・クビアトがターン8でマシンを止める。左リヤタイヤがパンクしたクビアトはピットまでマシンを運ぼうと試みたものの、千切れたタイヤがフロアやリヤウイングの翼端板を叩いており、マシンへのダメージを避けるためエンジニアからマシンを止めるよう指示を受けた。
セッション後半まで首位ハミルトン、ロズベルグの順で時間は進み、マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドのレッドブル勢がそれに続く。路面は埃っぽく、グリップが低い状況で、ハミルトン含む数人がスピンするシーンもあり、フェルスタッペンが「インターミディエイトタイヤでも履いた方がいいかも」とジョークを飛ばすほど、滑りやすい状況のようだ。
その後も各陣営、持ち込んだセットアップと、ロングランでのタイム推移の確認を行いセッションは終了。90分間のフリー走行を終え、トップはハミルトン。以下、ロズベルグ、フェルスタッペン、リカルド、ベッテル、ペレス、ライコネン、サインツ、マッサ、エリクソンがトップ10を形成した。
フリー走行2回目は、このあと22時(現地時間17時)から開始される。