マノー・レーシングが、新たな出資者にチームの株式の過半数を譲渡する可能性があり、その交渉はすでにかなり進展していると、英AUTOSPORTが伝えた。
まだ名前の明かされていない相手方との話し合いは、しばらく前から続けられていたが、ここ2、3週間で急速に具体化してきたという。消息筋によると、当時のマルシャを消滅の危機から救った現オーナーのスティーブン・フィッツパトリックは、株の売却後もチームへの関与を続けたいと考えているようだ。
また、マシン開発を含めた来季への準備の妨げにならないように、両者ともにスピーディな合意が望ましいという点で一致している。チーム名については、少なくともしばらくの間は、マノー・レーシングの名称を維持することになりそうだ。
この件についてコメントを求められたマノーのCEOトーマス・メイヤーは、「チームの株式の過半数の取得について、あるグループと話し合いをしていることは確かだ」と明言した。
「現時点では、それ以上話せることはほとんどないが、すでに交渉はかなり進んだ段階にある。ごく近いうちに良いニュースをお伝えできればといいと思っている」
こうした交渉が行われていることが明るみに出たのは、ブラジルでマノーがコンストラクターズ選手権10位の座を手放したあとのことだ。
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