2021年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はクラッシュでノータイム、ピエール・ガスリーは5番手だった。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
テクニカルディレクター ジョディ・エギントン
昨日の段階でマシンに競争力が見られ、今回持ち込んできた開発に非常に満足できていた。マシンのペースはとてもよく、ドライバーふたりともがそのポテンシャルを最大限に引き出していたと思う。
FP3にもその流れを持ち込むことができた。ただ、金曜から土曜にかけて各チームがさまざまなプランで走る関係で、今日はそれぞれの差が縮まっていた。従って、予選は接戦になるものと予想された。
裕毅にとって今日のQ1は残念な結果に終わった。あのラップはとてもうまくいっていたのだが、シケイン立ち上がりでマシンのコントロールを失い、ウォールにヒットした。それによってマシンがダメージを被った。しかしF1に昇格したての若手ドライバーにはこういうことは時には起こるものだ。彼はここから立ち直るだろう。一番大事なのは、彼自身が無事だったことだ。マシンの方は、明日の決勝に間に合うように修理する。
ピエールは非常にスムーズに予選を戦い、大きな問題には直面しなかった。Q1を1セットのタイヤで通過し、Q2でもタイヤをうまく使い、Q3の最後のランで非常にいいラップを走った。彼はマシンの力を最大限に引き出してくれた。ピエールの予選ポジションは、今週末の我々のマシンの位置を示していると感じる。我々は中団の戦いにしっかり加わっており、日曜には大量の得点をかけて戦うことになるだろう。