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F1 ニュース

投稿日: 2021.04.30 14:21
更新日: 2021.04.30 14:22

ホンダF1田辺TD会見:メルセデスとの接戦に手応え。アルファタウリも「高い戦闘力を発揮できるのでは」と期待

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F1 | ホンダF1田辺TD会見:メルセデスとの接戦に手応え。アルファタウリも「高い戦闘力を発揮できるのでは」と期待

 今週末の第3戦ポルトガルGPの舞台となるアルガルベ・サーキットは、低速から中高速コーナーまで満遍なく配置され、一方でエンジン全開率が70%以上という点で、パワーサーキットの性格も併せ持つ。初開催だった昨年はメルセデスにまったく太刀打ちできなかったレッドブル・ホンダだが、今季の彼らは開幕2戦でメルセデスと互角以上の戦いを繰り広げている。

 それだけにホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、「レッドブルだけでなくアルファタウリも、高い戦闘力を発揮できるのではないか」と、今週末の展開に手応えを感じているようだった。一方で電気系のトラブルが繰り返されているのは不安材料だが、「それも今回はきっちりまとめていきたい」と語っていた。

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──まずは開幕2戦を振り返ってください。

田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):ここまでの2戦、王者メルセデスといい戦いをしてこれた。今週末、実際にどんな走りができるかは金曜日以降走ってみないとわかりませんが、レッドブルだけでなくアルファタウリも高い戦闘力を発揮できるのではないかと。一方でここまでいろいろなドラマもありました。そのあたりも今回はきっちりまとめて、やっていきたいと思っています。

2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP スタート直後に順位を争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP スタート直後に順位を争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

──アルガルベ・サーキットは大きなアップダウンが特徴ですが、パワーユニットにも何らかの影響はありますか?

田辺TD:特にないですね。上りであえぐとか、そういうこともないですし。

──第3期の頃はスパ・フランコルシャンのオー・ルージュの激しい縦Gで、オイルが偏ることもありましたが。

田辺TD:若干はそういう現象は見られるでしょうね。ただ特別に何か対策が必要とか、そんなことはありません。

──全開率の高さなど、パワーユニット(PU)的にチャレンジングなコースですか?

田辺TD:特にそういうわけではありません。ただコースの後半に向けて、エネルギーマネージメントが通常とは若干違います。使い方が大きく変わるレベルではありませんが。

──最終コーナーからの全開時間はかなり長そうです。

田辺TD:若干違うというのはそこですね。スタートから普段より多めに(回生エネルギーを)使って、最後の低速区間でチャージして、最終の全開区間で使い切る。そういうバランスのラップになりますね。最初の全開領域で使い切ると、最後に足りなくなる恐れがあります。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

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