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F1 ニュース

投稿日: 2021.05.03 01:25
更新日: 2021.05.03 06:51

チャンス逃さずハミルトンが逆転で今季2勝目。レッドブル・ホンダのフェルスタッペンは2位【決勝レポート/F1第3戦】

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F1 | チャンス逃さずハミルトンが逆転で今季2勝目。レッドブル・ホンダのフェルスタッペンは2位【決勝レポート/F1第3戦】

 5月2日現地時間午後3時、第3戦ポルトガルGP決勝が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンは今季2勝目を飾った。

 気候は前日までと大きく変わらず、気温19度、路面温度40度で、予選と同様にメインストレートに向かい風が吹いているものの、風速は弱い。

 Q3進出者のうちメルセデスAMG勢とレッドブル勢、シャルル・ルクレール(フェラーリ)はQ2通過時のミディアムタイヤ、そして残り5人のカルロス・サインツ(フェラーリ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)はソフトタイヤでのスタート。タイヤが自由選択となる11番グリッド以下では、キミ・ライコネン(アルファロメオ)とランス・ストロール(アストンマーティン)だけがソフトタイヤを選択し、それ以外は全車がミディアムを履いてスタートに臨んだ。

 スタートではフロントロウのバルテリ・ボッタス(メルセデス)、ハミルトンが好発進を決めて1-2のままターン1に飛び込んで行き、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が3番手で続く。4番グリッドのセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はやや出遅れてターン1までにソフトタイヤのサインツに抜かれ、ノリスはスタートで6番手に上がったもののターン5でオコンに抜き返され、ターン13で再びオコンを抜いて6番手を取り戻した。8番手ガスリー、9番手ルクレール、10番手ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)という順位になり、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はターン3でロックアップしてしまったものの15番手で堅実に1周目を終えた。

 1周目から2周目のメインストレートでライコネンが前のアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)のリヤに接触し、フロントウイングを脱落させてターン1を曲がりきれずにリタイア。これでセーフティカー導入となり、メインストレートにデブリが散乱したため隊列はセーフティカー先導でピットレーンをスルーする。

キミ・ライコネン(アルファロメオ)
2021年F1第3戦ポルトガルGP 接触によりフロントウイングを脱落させたキミ・ライコネン(アルファロメオ)

 レースは7周目から再開。フェルスタッペンは好加速でトウを使ってハミルトンに並びかけ、ターン1のアウトからオーバーテイクして2番手に浮上してみせた。ノリスもソフトタイヤを活かしてペレスを抜き4番手に上がり、角田はターン8でストロールに抜かれて16番手に後退。ストロールはさらにラッセルも抜いて14番手に上がった。

 首位ボッタス、2番手フェルスタッペン、3番手ハミルトンのトップ3台は速いペースで周回し4番手ノリス以下を大きく引き離していく。ハミルトンは11周目のメインストレートでDRSを使いターン1でインに飛び込んでオーバーテイク。フェルスタッペンはターン3でアウト側に並ぶがポジションを取り戻すことはできなかった。


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