レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2021.05.17 10:39
更新日: 2021.05.17 10:43

レッドブルF1ボス、ウイング検査強化に懸念なし「タイトル争いで不利にはならない」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | レッドブルF1ボス、ウイング検査強化に懸念なし「タイトル争いで不利にはならない」

 レッドブルのモータースポーツ・コンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、FIAが6月のF1フランスGPからリヤウイングに対する新たな荷重テストを導入することを決めるきっかけとなったのは、レッドブルのマシンだけではないと語った。また、取り締まり強化がレッドブルのタイトル争いに大きく影響することはないとの考えも示している。

 第4戦スペインGP後の5月11日、FIAのシングルシーター・テクニカルマター責任者であるニコラス・トンバジスは、全チームに対して技術指示書を送付、6月15日からたわみを調べるための新たな荷重テストを導入することを通知した。FIAはまた、オンボードカメラを利用して走行中のリヤウイングの曲がり具合を監視するという。

 かつてF1で、ストレートではドラッグを減らし、コーナーではダウンフォースレベルを保つ、柔軟性のあるウイング、いわゆる“フレキシブルウイング”が使用されたことがある。しかし現在ではこれは厳しく規制されており、FIAは監視のためにウイングのたわみをチェックする厳しい荷重テストを行っている。

2021年F1スペインGPスタート
2021年F1スペインGPスタート

 すべてのマシンが現在の検査に合格しているものの、それにもかかわらず一部チームが高速走行時にリヤウイングが曲がることを可能にしているのではないかとFIAは疑い、新たなテストを導入することを決めた。

 技術規則第3.8条において、車両の空力パフォーマンスに影響するすべてのコンポーネントは「車両の完全な懸架部分に堅牢に固定して取り付けられていなければならない」「車両の懸架部分に対して不動を維持しなければならない」と記されている。

 規則により、FIAには、走行中にボディワークの一部が動いているように思われる(あるいは疑われる)場合には、さらなる荷重たわみ試験を導入する権利が与えられている。
 新たな荷重たわみ要件に移行するにあたり、FIAは最初の1カ月については20パーセントの許容範囲を設けるということだ。

■次のページへ:マルコ、「曲がるウイングで0.3秒稼いでいる」との推測を否定


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース

F1 関連チーム