2021年F1第5戦モナコGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのはアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルだ。予選8番手から決勝レースに臨んだベッテルは、スタートでポジションをひとつ上げ7番手を走行する。
ベッテルは31周目に最初のピットインを行い、互いに順位を争っていたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)の前に復帰するオーバーカットに成功し、5番手にポジションを上げる。その後もベッテルは5番手をキープしたままチェッカーフラッグを受け、今シーズン初、そしてアストンマーティン移籍後初となるポイント獲得を果たした。
DHLファステストラップ・アワードを受賞したのは、このモナコで思わぬ苦戦を強いられたハミルトンとなった。ハミルトンはレース後半、フリーピットストップを利用してソフトタイヤに交換すると、レース69周目に1分12秒909というこれまでのラップレコードを更新するタイムを記録し、7位入賞とファステストラップポイントの1点を手に入れている。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードを制したのは、優勝を飾ったマックス・フェルスタッペンのレッドブル・ホンダとなり、34周目にピットに入ったフェルスタッペンを2.02秒でコースに送り出した。2位にはハミルトンのメルセデスが2.25秒で続き、ランス・ストロールのアストンマーティンが2.27秒で3位となっている。