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F1 ニュース

投稿日: 2016.12.05 07:02
更新日: 2016.12.05 07:05

F1の“不公平なペナルティ”問題の解決にFIAが乗り出す

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F1 | F1の“不公平なペナルティ”問題の解決にFIAが乗り出す

 F1スチュワードは、彼らの裁定により一貫性をもたせるため、過去のレースに関する定期的なレビューミーティングの実施を検討している。

 2016年シーズン中、一部ドライバーやチームからスチュワードが科すペナルティに一貫性がないとの批判がしばしば出ており、スチュワードの役割が注目されている。

 最近ではカルロス・サインツJr.が、アビダビGPでジョリオン・パーマーに追突された後、パーマーに対して科されたペナルティについて不満を述べた。またメキシコGPでセバスチャン・ベッテルがブレーキング時のライン変更で受けたペナルティに関し、フェラーリが再審査を要求するという一件もあった。

 11月29日、FIA F1レーススチュワードはウィーンで今シーズンを振り返る会合を開き、裁定の一貫性を向上させることで合意した。

「多くのルールについて、FIAと協働してその言い回しをどう整理するかを検討した。よりすばやい決定を行えるようにするためだ」とスチュワードの議長、ギャリー・コネリーは語った。

「どうすれば(裁定の)一貫性を向上させられるかについて、たくさんの議論を行った」

「過去の裁定に関して、もっと協議し、再考察する必要があると考えている。それによってスチュワードの各グループが、たとえば危険なドライビングなど特に主観的な裁定を下す必要に迫られた際、個別の状況をどう扱っているのかを皆で知ることができる」

「それはとても主観的な問題だ」
「もちろん裁定はメンバー全員が共同で下すものだが、どうすればそれらをより一貫して行えるのか理解することに意味がある」

 レビューシステムの追加については、ドイツモータースポーツ協会(DMSB)の方式が良い選択肢として検討された。

「DMSBがレースのレビューに採用しているシステムを検討した」とコネリーが付け加えた。

「スチュワードたちはビデオリンクを通して一緒にインシデントを振り返り、なされた決定について議論する」

「これを3戦あるいは4戦ごとに行うのが良いのではないかと考えた」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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