ニコ・ロズベルグの後任候補のひとりと考えられているセバスチャン・ベッテルが、フェラーリとの契約を打ち切ってメルセデスに来年移籍する可能性を否定した。
ベッテルは2015年にフェラーリに加入し、最初の年は3勝を挙げたものの、今年はマシンのパフォーマンスが振るわず、王者メルセデスに近づけないまま、無勝利でシーズンを終えた。
ロズベルグが初の王座に就いた直後に引退を決めたため、チームは早急に後任ドライバーを決めなければならない。4度タイトル獲得の経験を持つドイツ出身のベッテルは、多数の候補の中でも有力な選択肢であると考えられている。
ベッテルは2017年末までフェラーリとの契約を結んでおり、メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフはライバルチームからスタードライバーを引き抜くようなことはできればしたくないとコメントしている。
しかし元F1チーム代表で現在解説者を務めるエディ・ジョーダンは、メルセデスは何が何でもベッテルを取りに行くはずだと主張した。
「彼らは全力を尽くしてセバスチャン・ベッテルを獲得しようとするだろう」とジョーダンが語ったとBBCが伝えた。
「正直言ってフェラーリの状況は非常に厳しい。見通しはあまりよくない。だがベッテルはミハエル・シューマッハーに並ぶ7回のタイトル獲得に挑戦したいと思っているのだ」とジョーダンは語った。
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