2021年F1シュタイアーマルクGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は8番手を獲得した。
F1キャリア2度目のQ3進出を果たし、自己ベストタイの8番手を獲得した角田だが、Q3でバルテリ・ボッタス(メルセデス)の妨害をしたと判断され、3グリッド降格、ペナルティポイント1を科された。
スチュワードの声明には以下のように記されている。
「22号車はファストラップを終了したところで、チームから次はインラップであると伝えられていた。チームは22号車に対し、ファストラップ中の77号車が近づいてきているという警告を行わなかった。77号車はターン4入口で22号車に接近。22号車はレーシングライン上におり、ライン上から外れるためにアウト側に行こうとしたが、77号車を不必要に妨害することとなった」
「ドライバーには、自分がスローラップのときには、速いマシンの存在を知っている責任がある。チームは、速いマシンが接近しつつあることをドライバーに気付かせるための手助けをするべきだった。だが、そういったコミュニケーションの欠如はドライバーにとっての言い訳にはならない」
角田は決勝をソフトタイヤでスタートする。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅 予選=8番手
FP3 5番手(1分05秒150/23周)
予選 8番手(Q1=4番手1分04秒608:Q2=8番手1分04秒631:Q3=8番手1分04秒514)
週末を通してマシンの感触はよく、いい形でステップアップできました。予選では、最初からあまりプッシュしない形で入り、セッションを経るごとに徐々にハードにアタックしていきました。最後のアタックは完ぺきではなかったのですが、Q3に進出できたことはうれしかったですし、正しい方向に進んでいると思います。残念ながら(グリッド降格により)11番グリッドからのスタートになりますが、雨の可能性もあるので、色々なシチュエーションを想定した上でレースに臨みます。
(自身のSNSでコメントし)チームのおかげで今日の予選はとてもリラックスして臨むことができ、P8で終了。しかしターン4のインシデントで3グリッド降格となりました。明日はP11から追い上げていきます。