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F1 ニュース

投稿日: 2021.06.27 15:01
更新日: 2021.06.27 15:03

ホンダF1田辺TD予選後会見:ガスリーのPUデータ異常はMGU-Kに問題「個体独自の事象で他車に影響なし」

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F1 | ホンダF1田辺TD予選後会見:ガスリーのPUデータ異常はMGU-Kに問題「個体独自の事象で他車に影響なし」

 2021年F1第8戦シュタイアーマルクGPの予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは初日フリー走行の好調を持続し、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)にコンマ2秒近い大差をつけ、前戦に続くポールポジションを獲得した。単年度の2戦連続ポールポジション獲得は、ホンダにとっては1991年以来となる。

 ほか3台もすべて予選Q3に進出。そんな状況をホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターは、「今週末のクルマの仕上がり、ドライバーの気持ちの入り方もいい形できている」と総括。「4台完走、4台入賞」という目標が田辺テクニカルディレクターの口から出たのも久しぶりのことだった。

 一方で初日、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)車に出たパワーユニットトラブルに関しては、「詳細は調査中」としながらも、「あくまでこのMGU-Kの個体独自に出た事象で、ほかのコンポーネントにも、ほかの3台にも影響はない」という見解を示した。

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──予選では4台がトップ10に入りました。

田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):ここまでの2日間、ホンダパワーユニットを搭載する4台はいい形できていると思っています。予選でも(マックス・)フェルスタッペンが2戦連続のポールポジションを獲得してくれました。(セルジオ・)ペレスはQ1の出だしから少しうまくいかなくて、ペースが乱れて5番手。(ピエール・)ガスリーが4戦連続の6番手。角田裕毅も8番手に入ったのですが、残念ながら3グリッド降格ペナルティで11番手でした。

 レースではいろいろなことが起きると思いますが、今週末のクルマの仕上がり、ドライバーの気持ちの入り方もいい形できています。4台完走、4台入賞で締めくくればと思います。レッドブルとしては、ホームサーキットでの初ポールポジションでもありました。そこもいい結果でした。

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

──予選結果は、マシンパッケージの実力がレース以上に直接的に反映するものだと思いますが、この結果をどう評価していますか?

田辺TD:予選もレースもチーム力が評価される場だと思いますが、そのなかでも予選はマシンとドライバーの能力が表れます。そこで2戦連続で、しかもまったく違うコース特性のサーキットでポールポジションが獲れたことは、いいパフォーマンスになってきたと感じます。

 しかも、この短いコースで2番手以下にコンマ2秒の大差をつけました。ちょっと突出した形の予選結果が出せたかなと思います。レースペースにしても、フリー走行では4台ともにいい走りができています。それをレース本番に結びつけることができればと思っています。

──前戦のフランスGPと違い、比較的ダウンフォースをつけた仕様、しかも標高700mの高地で空気が薄いなかでのポールポジション獲得は、ポール・リカール以上にパワーユニットの性能によるところが大きいのではないですか?

田辺TD:いえ。いつもながらですが、マシンパッケージ全体のもたらした結果と考えています。

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

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