2021年F1シュタイアーマルクGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは優勝、セルジオ・ペレスは4位だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはアクシデントでリタイア、角田裕毅は10位という結果で、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)搭載車3台が入賞した。
フェルスタッペンはポールポジションから1周も首位を譲ることなくトップでフィニッシュ、1回ストップ(ミディアムタイヤからハード)で、2戦連続のポール・トゥ・ウインを飾り、今季4勝目を挙げた。ペレスは4番グリッドから2回ストップ(ソフト、ハード、ミディアム)で走り、3位バルテリ・ボッタス(メルセデス)から0.527秒差の4位となった。
ガスリーは6番グリッドからソフトタイヤでスタート。1周目に他車との接触で、タイヤがパンク、リヤサスペンションにダメージを負ったことにより、リタイアに終わった。
角田はボッタスへの進路妨害で3グリッド降格ペナルティを受けて11番グリッドからスタート。1回ストップ(ソフトからハード)で走り、10位でフィニッシュ、3回目の入賞を果たした。
ホンダとしては、通算83勝目で、2戦連続のポール・トゥ・ウインは1991年の日本GP・オーストラリアGP以来のこと。ホンダはモナコ、アゼルバイジャン、フランス、シュタイアーマルクと連勝しており、1991年のアイルトン・セナ(アメリカ、ブラジル、サンマリノ、モナコ)以来の4連勝を達成した。
ドライバーズ選手権ではフェルスタッペンがルイス・ハミルトン(メルセデス)とのギャップを拡大、コンストラクターズ選手権でもレッドブル・レーシング・ホンダがメルセデスへのリードを広げ、ともに首位を維持している。