2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのはフェラーリのシャルル・ルクレールだ。7番グリッドから決勝レースをスタートしたルクレールは、1コーナーを立ち上がった後にピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)と接触してしまう。
ルクレールは右フロントウイングにダメージを負いピットイン、最後尾までポジションを下げてしまうが徐々に隊列に追いつき、オーバーテイクを繰り広げながらポイント圏内まで浮上してくる。その後ルクレールは7番手まで順位を上げてフィニッシュし、見事にポイント獲得を果たしている。
DHLファステストラップ・アワードを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)となった。レース後半2番手を走行していたハミルトンは、フリーピットストップを利用して69周目にソフトへとタイヤを交換すると、最終ラップとなる71周目に1分07秒058というファステストラップを記録した。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードは前戦に引き続きレッドブル・ホンダが制し、29周目にピットインしたマックス・フェルスタッペンを2.09秒でコースに送り出している。2位には2.22秒でランス・ストロールのアストンマーティンが続き、3位は2.24秒というタイムでフェルナンド・アロンソのアルピーヌとなっている。